「失礼します」
ボス達の部屋に入ると空気がぴんと張り詰めていた。
…なんで、こんなに張り詰めてるのか、分かりません。
私はソファに座ってる課長さんに一礼する。
「では、、説明していただけますか?」
ノボリさんが少しむっとした顔でこちらを見ている。
…角度が悪いのか、何時もよりちょっと怖い
「…前にハイリンクをした事は話しましたよね?」
「うん、別によかったのには勤務中だったからって譲らなかったよね」
ええ、その通りです。とクダリさんに向かって答えてから、課長さんの方を向く。
「その時、この方が私とのハイリンク相手になってくださったんです」
全体の空気が少し和らいだ気がします。皆さん、気を張っていたんですね…
クラウドさんの方を向くと、少し笑顔で言ってくれる
「許可取らんでええんか?」
「いえ、取らせていただきますよ」
くすりと笑いながら、ノボリさんの方に向かって言う。
「…では、ノボリさん。 私とはこのまま有休を取らせていただきたいのですが…」
「…は、はい。 分かりました」
唐突を突かれたノボリさんは少し詰まりながら答えてくれる。
課長さんを連れてボス達の部屋から出る。
少し歩いて、課長さんからため息がこぼれる。
「…何かこっちのノボリ達は気を張るのが早くないか?」
「警戒心を強くもて!」
「…はぁ?」
「ここの信条の一つです」
ふふっと微笑んで、はてなを浮かべている課長さんに説明をする。
「実はこちらに来た時にちょっとした事件に巻き込まれまして…
その時からボス達は護身術を習っています」
「…一体、それまでどうしてたんだ?」
「ポケモン達やクラウドさんが近くに居たから、教わらなかったそうです」
それを聞いた課長さんは大丈夫かとため息をついた。
私はふふっと微笑んで、先ほどの場所にいた先輩を思い出す。
「ちなみにクラウドさんは唯一、護身術を身につけて居たんです」
「他の鉄道員達も習っているのか?」
「はい。 …二人には失礼ですが、シンゲンとキャメロンさんは体力がないでギリギリですが」
そうこう話しているうちにがさんと一緒に談話室に入ってくのが見えた。
「私達も入りましょうか」
「そうだな」
私達も、そのまま談話室へと入って行く。