光照らす 1

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その日はとても暇な日だった。

常連客でさえ来ない日だった。

「あー…暇だ」

「そうですね、珍しくカズマサさんも来ていますし…」

「そうだよな、いつも迷子で業務の邪魔をしているカズマサさんも来ているもんな…」

「酷いよ、!」

後ろで叫ばれるが知るか…
ちょうど耳元で大声を出したようで、クラウドさんに怒られてる…笑い者だな
…でも暇な事に変わりは無くて、何気無く前にお世話になった人の名前が出てきた。
俺たちみたいに異世界に飛んだけど、そこでちゃんと充実している女の人。

「あー、あれだ。 さんとか来ればいいんだよ」

「…確かに盛り上がりそうですけど、お一人では来ないのでは?」

…そう思ってるから言ってみてるんだろうが。
なんて、心で悪態をついていると隣の救護室で声が上がる。
よく聞いてみると聞いた事のある女性の声だ。

「…何も聞こえなかったよな」

「何を言ってるんですか、ちゃんと聞こえたでしょう?

、話しとらんで一緒に見に行くで!」

音にワザとシカトしていた為、やクラウドさんに言われて渋々、隣に入る。
中では女の人がベットに座り込んでいた。
でも、その人は俺やが知っている人で…

さん…来ちゃったんですか?」

「そうみたい、約束通り世話してくれる?」

何事も無かったかのように話しかけてくるさんはスルースキル健在だ。

「なんや、知り合いか?」

「まぁ…はい。 一応」

知り合い、というより同じ境遇者だと思ったけど、それはまだ言えないので、ちょっと言葉に

詰まった。

「そうか、お前の知り合いならここ居てもらえ」

そんなの気にする様子もなく、クラウドさんはボス達に話しつけてくると言って、救護室から

出て行くが、入れ替わりにが入ってくる。

「お久しぶりです、さん」

君、お久しぶりー。 今回は私一人じゃないんだけどね」

…え?
さっき聞こえた声はの声のみだった。
他に誰がいるんだ?と思い出してみたら、俺達とバトルしてくれた二人を思い出す。
カイリューを出してきたあの人が思い当たる。

「あ、課長さんっすか?」

「えぇ、どうやら途中で私だけ出るところ変わっちゃったみたい」

「って事は…ボス達の所か?」

そういいながら、の方を向くとインカムの指示を受けている最中だった。
受け答えをしてインカムを切ったはこちらに向かってにが笑いをする。

「課長さん、クラウドさんが部屋に入った瞬間にボス達の目の前に出たらしいです」

「あっちゃー…やっちゃったわね」

さんは頭を押さえる。
俺たちは互いに目を合わせて、それぞれの目的を言い合う。

「私は課長さんを迎えに行ってきます」

「俺は、さんを連れてハイリンクのミッションを見てくる」

さんはふふっと微笑んでくれた。
それぞれ、行動に出る。


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