3章・旅は道連れ先駆け編
稲妻きらめく輝きの街で
「ブラボー!貴方様に見せていただいたのはトレーナーとしての煌きです。
ですが一言言わせていただきましょう!
貴方様方ならもっともっと上を目指せましょう。」
ノボリがすっごくハイテンションだけど仕方がないかもしんない。
トウヤとトウコを見送った後出会ったトレーナーの子達にバトルを申し込まれて
規約があるから、トレインで使用するポケモンを使わないバトルをした。
トレインの子達じゃなくたって、いつも通りすっごく本気の勝負をした。
だけどもうちょっとって所でボク達は負けちゃった。
でもなんだろう、悔しいって気持ちよりも凄いトレーナーに会えた喜び?
そっちの方が大きくて、すっごく嬉しい。きっとノボリもおんなじ気持ち。
「よーし、もっと鍛えていつか本気のサブウェイマスターに挑む!」
「キョウヘイ君、バトル終了の挨拶しなきゃダメだよ?」
「「どうもありがとうございました!」」
「ボク、クダリ。キミ達に負けちゃった。だけど面白かった!また遊ぼうよ!」
「是非!是非!次は地下鉄にご乗車になって勝負してくださいまし!」
この子達ってやっぱりなんだか初めて会った時のトウヤとトウコと似てる。
あの頃の二人もこの子達とおんなじで旅の途中で立ち寄ったって言ってたっけ。
トレーナーとしてはまだまだって感じだったんだけど、なんていうんだろ…
可能性?そんなのが凄く感じられる子達で、まさかその一人のトウヤが
英雄なんて呼ばれるくらい凄くなっちゃうなんてあの時は思ってもいなかった。
「あの、私達まだ旅の途中なんです…」
「でも旅が終わったら絶対チャレンジします!それまで待っててくださいっ!」
女の子の方は乗り気じゃないみたいだけど、男の子の方は来てくれそうかも
ノボリと二人で楽しみに待ってるって言って、ギアステに戻ろうとしたんだけど
「あ、あのすみませんっ!サブウェイマスターに聞くのも失礼かもだけど
ここで働いてるさんに会いたいんですっ!」
「あの、さんが私達がライモンシティにきたら遊びにおいでって…
それで総合案内所の人には話しておいてくれるって言ってたんですけど……」
嘘、この二人ががいっつもお節介焼いてる子達なの?
が言ってたこれから色々と関わらなきゃならない人物なの?
話を聞いてなかったら前途有望なトレーナーってだけで終わってたかもしんない
でも、ボク達はとは違う意味でこれからの事を少しだけ知ってる。
バトルをして、トウヤとトウコに似てるって思ったのもそーいう事なのかな?
「……は私達の部下でもありますが、個人的にも親しくしております。
彼女とはご存知ですか?えぇ、と一緒にジム巡りをしてる…そうです
私達は二人の上司でもありますが友人でもあるのです。」
「うん、そーいう事なら案内するから二人共ついて来て!」
ギアステーションに入ってからインカムの音声を切り替えて呼び出せば
ちょうど休憩時間中だったみたいでとがすぐにやってきた。
「ようこそライモンシティ、ギアステーションへ!
あれ、二人だけ?ヒュウ君は一緒じゃなかったのかな?」
「よくきたな、その様子じゃジム戦はまだしてないのか?」
「ヒュウ君は着いた途端に一人でどこかへいっちゃいました。」
「お言葉に甘えてお邪魔させてもらいます!
ヒュウはいつもこんな感じなんです。さんたちはジム戦は…終わった?!
うわー、カミツレさんとのバトルってどんな感じだったんですか?」
「まぁ、立ち話もなんだし…うちらの作業部屋になるけどそっちでしようよ。」
「ちょうど俺等も休憩中だし、お茶とお茶菓子くらいは出せるぞ?」
「「やった!」」
二人を見るももすっごく優しい顔してる。
なんだかお父さんとお母さんみたいだなって、ちょっと思っちゃった。
「ボス達、わざわざ案内していただいてありがとうございました。
そう言えば、トウヤ君とトウコちゃんには会いましたか?」
「えぇ、見事私達に勝利して自分の夢へ向かって旅立って行かれました。」
「あの気迫まんまでバトルすれば勝ってもおかしくなかったしな。」
「そっか…あの二人なら絶対大丈夫、きっと夢を実現させてくれますよね?」
「うん、今度会う時を楽しみにボク達はずっと待ってるつもり。
それじゃ、えっと…キョウヘイとメイだっけ?ボク達仕事が残ってるから。」
「えぇ、どうぞゆっくりしていってくださいまし。
バトルトレインへのご乗車も大歓迎でございますよ?それでは失礼します。」
メイとキョウヘイに一礼して、とに手を振ってから
それぞれにチャレンジャーがきたみたいだから、ボク達はホームに向かった。
何度かトレインに乗車しながら、書類を書いたり承認のサインをしたり
いつも通りの時間が過ぎて就業時間が終わった。
今日は残業しないで帰れるから嬉しいな、ボクが食事当番だから何を作ろう。
時間があるからいつもよりちょっとだけ手の込んだ料理をしても良いなー
執務室を施錠して、職員用の喫煙スペースにノボリを迎えに行く。
この角を曲がれば喫煙スペースが見えるって場所で誰かとぶつかりそうになる
「危なっ…って?!」
「うわわ、クダリさん?すみませんっ、ちょっと急いでるんで!」
頭の上のネイティと右肩のリグレーが落ちないとか凄いよね!
って、そうじゃない、急いでるみたいにはあっという間にいなくなった。
どーしたんだろって思ってたら、そのすぐ後にノボリがやってきて
「あぁクダリ、が通りませんでしたか?!」
なんだろ、凄く慌ててる?が何かやって追いかけてる?いや違う。
そーいう感じじゃなくって、ノボリってばなんだかすっごく焦ってる。
「うん、急いでるって行っちゃった。どーしたの、ノボリ?」
「先程ご案内した二人と仕事の後で約束をしてたらしいのです。
私と一緒に喫煙スペースに入ってる時にそう言ってからライブキャスターで
相手様方と連絡をとったら、なんでもプラズマ団を追いかけてるとか…
それを聞いた途端に飛び出して行ってしまわれたのです!」
「ちょ、それ急いで追いかけなきゃ!」
トウヤ達もだったけど、あの子達もプラズマ団と関わっちゃってるよね!
んで、はいつもの様に見てらんないって飛び出しちゃうとか勘弁して!
ボクもノボリと一緒に外への階段を駆け上がる。
「はどこへ行ったかわかってるの?」
「いえ、それが…」
「わからないのに走っても意味がないでしょ!」
あーもう!ノボリってこーいう所がなってない!
いつもならこーいう時にいるはずのとがいないからボクが考えなきゃ
「そうだ、!に聞けばわかるかもしんない!」
スタジアムに向かうストリートで立ち止まってライブキャスターで呼び出せば
は外にいるのかな?んで、なんだかとっても忙しそうかもしんない。
『こちら、ちょっとばかり取り込み中だから要件は手短に頼む。
そっちの班!ジム方面に向かってくれ!違う、そっちじゃないだろうっ!!』
の切羽詰まった声を聞いて、ボクとノボリは顔を見合わせちゃった
これってもしかして大変な事が起きてる?
「あのね、が例の子達がプラズマ団を追いかけてるのを追いかけてる。
どこに向かってるかわかったら教えて欲しい。ボク達も行くから!」
『そーいう事ならちょっと待ってろ、…えーっと今ミュージカルホール前で
……ビッグスタジアム方面に向かってるみたいだ。
クダリ、ノボリ、5番道路方面にプラズマ団が逃走中って情報がある。
多分そいつらと接触するはずだ。俺も行くから、それまで頼むっ!』
「わかった、も気をつけてね!ノボリ、5番道路に行こう!」
「了解でございますっ!恐らくはネイティのナビで動きます。
あの子は大変優秀ですが、地図にある道しか使わないはずでございます。」
ボク達はメイン通りから外れて裏路地を走り出した。
正直言ってあまり裏路地過ぎちゃうと治安の問題があって怖いけど
今はそんな事を言ってらんない、土地勘はボク達の方があるから近道しちゃう!
「この騒ぎが…終わったら、正座つきで説教!…で、ございますっ!」
障害物を飛び越しながら最短ルートだと思う道を
ノボリがすっごい怒りながら猛スピードで走っても仕方がないかもしんない。
ボクもしょーじきいってちょっと怒ってる。
「どーして…はすぐに飛び出しちゃう…のかなぁっ!
こんな事してたら、いつか怪我しちゃう。心配…よいしょっ、凄く心配!」
「誰彼構わず優しいのも…っ、考えものでございま…すっ!
そばで見ている私の身にもなれってんだっ!!…で、ございますっ!」
…あのね、そばで見てるのはノボリだけじゃない。ボクもいるんだけど?
ホント、最近のノボリは仕事とバトルは凄いんだけどそっちは報われてない
見てるボクとしては面白いけど、ノボリにすれば凄くもどかしいんだろうな。
もうちょっとで目的地って時に前方ですごい音がした。
これはポケモンバトル中?相手はプラズマ団とさっきの子達なんだろうか?
更に走れば人とポケモンの姿が見えてきた。やっぱりあの子達がいる。
「見つけた!ノボリ、あの子達!」
「プラズマ団は二人、状況はあの子達が有利でございますねっ!
ですが黙って見てる訳にはいかないでしょう、行きますよクダリっ!」
「ライモンシティの平和を乱す連中をサブウェイマスターは許さない!
前の事だってまだ許した訳じゃない。行くよノボリ!」
「「出発進行っ!!」」
はやっぱりまだ着いてない。今回は出番はないかもしんないね。
だってここはライモンシティ、ボク達のテリトリーでもあるんだから
そこで暴れちゃう様な連中を許すわけなんてないよ!