三章・指差確認準備中!編
ダメ押しとあれやこれ
ボクもノボリも怒りで震えが止まらない。
ポケモン協会ってトレーナーとポケモン達が寄り添いあえるようにって
そういうのを助ける為に存在してるんじゃないの?
常に公平な立場でポケモン達やトレーナー達を守るために在るんじゃないの?
「呆れた、幻滅した。サイテーだ!
こんな所に今迄色々と協力してた自分を過去に戻って全力で止めたい。」
「いつから協会はこの様な理不尽な真似が出来る様になったのでしょう!
あぁ、こんな状態をみれば伝説のポケモン達は二度と人間を許さないでしょう。
私達まで同じ人間だと思われるのかと考えると恥ずかしゅうございますっ!!」
「オマエ達は簡単に人を信じすぎでゴザイマス。
低俗な連中のやり口等、見ていればすぐにわかるはずでショウ?」
「Ahー…昔のキミ達なら仕方がないかもネ。
でも、今は違うヨネ?同じって言うんだったら全力で殴るヨ?」
二人に言われて腹が立ったけど、事実だから悔しいけど言い返せない。
もしかしたらギアステまで食いものするつもりなのかもしんないけど
そんな事はボク達がサブウェイマスターな限りは絶対にさせない!
フィールドを見れば、がトツカさんに向かって話し始めた所だった
「ポケモンだいすきクラブの方がオブザーバーとしていらっしゃってるので
このバトルの勝敗の判定をお願いします。」
「判定も何も、キミ達の勝利にしかならないと思いますよ?
あちらのやり方にはわたし達だいすきクラブは賛同しかねません。」
「ふふっ、当然ですよね。
普通、誰がどう見たってそう思います。それに気づかない方がおかしいね。」
ありがとうございましたって言ってるの横を通り過ぎて
今度はが協会の重役さん達のいる方へ歩いて行った。
いい年したおじさん達がビクビクしていて笑えるかもしんない。
「俺等の勝利に終わりましたので、こちらの条件を飲んでもらいます。
今後一切、俺等とその周囲に関しての干渉をやめていただきます。
それと神ポケモンが俺等の手持ちである限り、研究への協力は
当然の事ですが、一切お断りさせてもらいます。
何度もいっておりますが、彼等を使ってなにか事を起こす事なんて
一度も考えた事がありません。未知なものを怖がる気持ちはわかりますが
彼等もポケモンなのに、なぜそれがわからないんですかね?」
の質問に誰も何も答えられないとか情けなさすぎ、呆れちゃう。
でもこれで達は自由になれたんだ。誰にも何も言われない
人として当たり前の権利を得るのに、なんでこんな大問題になっちゃったのか
ボクには全く理解できないよ!
「それともうひとつ…本当なら口を挟みたくもないんですけどねー。
だけど貴方達は絶対にやってはいけない事をしてしまったので
それに対する処罰を受けてもらいましょうか。」
「、そこまで面倒見る必要はないだろう。」
「、てめぇこれ以上話をややこしくするんじゃねぇ!」
「二人共うっさいから黙ってろ!
トウヤ君やトウコちゃん、ちゃんやギーマさんを巻き込んだ時点で
私は徹底的にやってやるって決めてたんだよ。
おまけにレシラムまでトウヤ君から引き離すわ
アデクさんやシロナさんみたいな素晴らしいトレーナーさん達に
無理強いさせるとか、何様のつもりでいやがるんだってーのっ!」
うわー、達がタジタジになってるのなんて初めて見た!
がの隣にたって、協会側に向かってるんだけど
処罰ってどーいう事なんだろ?
「私、を全力で止めたい衝動に駆られてるのですが…」
「…ワタクシもでゴザイマス。そこまでしてヤル必要は無いデショウ。」
「ホント、貧乏くじ?自分で引こうとするんだネ!」
ノボリが疲れきった様に椅子に座ると、3人揃って腕を組んじゃって
首を横にふったりしてるんだけど?ちょっとわかってないのはボクだけ?!
なんだか立ってるのも疲れてきたから、ボクも椅子に座ってフィールドを見れば
がトツカさんを呼んでいた。
あー、あんまりトツカさんに迷惑かけちゃ駄目なんだけどなー。
「えーっとですね、協会の監査はどなたがされているんでしょうか?」
の質問に四天王全員が手を挙げたからビックリした。
あー、でも立場的に言えばそれが一番妥当かも?
彼等には上層部だってそうそう口出しはできないもんね!
トツカさんも第三者が構成するオンブズマンの一員だって言ってて
それを聞いてはうんうんって頷いた。
「まぁ、一般的に言えばどこの地方でもそれが一番妥当ですもんねー。
それじゃ、まずは会計監査をしてください。
研究者から言われて、こんな簡単に彼等の言いなりになってるとか変ですよ。
これは彼等の圧力に対抗できない何かがあるんじゃないですか?
例えば法外な寄付をいただいてるとか?甘い汁を吸わせてもらってるとか?」
ちょっと待って!そんな事部外者のの言うべき事じゃないでしょ?!
あー、やっぱり名誉毀損で訴えるとか言われてるよ!
「調べて何も出てこないのでしたらお好きにどーぞ!
でも、出てきた時の覚悟が出来てて言ってるの?違うでしょ?
あんた達のやってる事なんて、私からしたらまるっと見え見えなんだよ!」
あれ?急に静かになっちゃったけど、それってつまり事実だって事?
バカじゃないの?って呆れてたら、はまだ言葉を続けた
「皆が素晴らしい存在だと羨望の目で見ているのは協会そのもので
あんた達に向けられてるんじゃないんだ、勘違いするな!
ワンマンで運営なんて絶対しちゃダメな場所なのに何を考えてるの?
だからあんた達は未成年や常駐しないような人をチャンピオンにするんだ!」
つまりここにいる人達は自分達の好き勝手をするのに
チャンピオンを選んでるって事なの?
そんなの絶対に変だよ!許される事じゃないでしょ!!
「アデクさん、今度のチャンピオンって未成年ですよね?
んで、その子も貴方も運営に関しては任せろって言われませんでしたか?」
「…確かにわしも言われたし、その子も言われておる。
だが、それだけでそう決め付けて良いモンじゃないであろう?」
「待ってアデクさん、私もシンオウで同じ事を言われてそうしてたわ。
ねぇ、それってつまりはシンオウでも同じだったって事なの?!」
「…そーですよ。私は未成年じゃなかったので業務も引き継ぎました。
そうしたら、まぁ…次から次へと出てくるわで最悪でしたよ。
色々勧誘されたり、妨害もされたし、脅されもしました。
古狸…じゃないや、下衆な連中の考える事なんてどこででも同じです。
調べればハッキリする事ですから、その後の事はそちらのご自由にどーぞ。」
そんな事がシンオウでもあったんだ…
こういう事をする人達ってのはどこにでもいるんだな。
なんだかそういうのを知っちゃうとやりきれなくなっちゃうんだけど。
「学者の方々にも言っておきますよー。
ポケモンの研究全てを否定はしませんけどね、ちょっとやりすぎでしょ?
何の為の研究、調査ですか?それは相手が嫌がっていても必要ですか?」
今までの功績とか、自分達がどんだけ情熱をかけてるのかとか
色々まくし立ててるけど、はそれを一蹴した。
「功績を残すのが目的なの?その為にポケモンの犠牲は当然とか言うなら
いつか貴方達はポケモン達を滅ぼしてしまうよ?ふざけんなっ!!
ポケモンは道具じゃない、人間よりもはるかに優れた種でしょう?
そんな彼等が何故私達に歩み寄るのか、私達に何を求めているのか
その意味こそ最初に知らなければならないんじゃないの?
根本を見失うな!初心を忘れるな!!
人間が一番だと思い上がるのも大概にしやがれってんだよっ!!」
「もう良いから!貴女の言う事は正しいわ。
現にこれだけ学者が揃っているのに誰も何も言わないでしょ?言えないのよ。
私達の中にも倫理委員会ってものがちゃんと存在するから、任せて?」
のあまりの剣幕にとうとうシロナが止めに入った。
それでもはまだ何か言おうとしたんだけど
今度はそれをとが遮って話し始めた。
「てめぇはブチ切れると見境なくなるんだから、俺達に任せろ。
いいだけ時間もかかり過ぎているから、さっさと終わらせようか
そちらの今後の方針と俺達への対応を3日以内に書類にして提出して下さい。
口約束なんて社会人がするもんじゃないからね。」
「全くだ、それが筋ってモンだろう?
万が一それを無視してシラを切るっていうなら、俺等は今回の事を含めて
国際警察に全部ぶちまけて、身辺の安全確保を要請します。
一番公正な機関に全てを委ねて分が悪いのはどっちか…
そんな事がわからないとか言わせない。覚悟してもらおうか。」
国際警察って言葉が出た途端、向こうのどっち側も黙り込んじゃった。
の言葉は連中には効果は抜群だったみたい!
「…非常に後味が悪いデスガ、終わりマシタネ。」
「結局、達の思いはあの連中の誰にも届いておりませんからねぇ…
彼等は何度この様なやり切れない思いを繰り返したのでしょう。」
「そんな暗い顔しちゃ駄目デショ?
今出来る事は、キミ達の思いはボク達には届いてるヨッテ
戻ってきた3人にお疲れ様ッテ、笑ってあげる事だと思うヨ!」
エメットの言う通りかもしんない
未だにフィールド上で立ち続ける3人を見ながら
早く全部終わらせて戻ってきて欲しいなって思う。
そうして全部もう終わったねって、お疲れ様って言ってあげたい。
今迄はこうやって3人で支えあってたかもしんないけど
これからはボク達もいるんだから、ボク達も頼って欲しいな。
それはボクだけじゃなくこっちにいる全員が思ってるんだって
3人に知ってもらいたいな。