一章・共闘!ギアステ大掃除編
前門の虎、後門の狼
の計画通り、追跡振り切って目的地に来たんだけど
到着してるはずの2人がいない…参ったなー、なんとか時間を稼ごうか。
「インゴさんとエメットさんは、リアルバトルの方は大丈夫ですか?
本当ならとが到着しているはずなんですが、いないんですよ。
なので取り敢えずは、あの連中のお相手を3人でやらなきゃ駄目みたいです。
無理でしたら、今すぐどこかに隠れててくださいねー。」
まずは関係のないこの二人の安全確保をしなきゃと思って言えば
凄くビックリした顔で私を見てるよ。あれ?なんでだろ??
「Kitten、それってボク達がキミに言うセリフなんだケド!
女のコがこんな危ない事に関係するノハ、駄目ダヨって言ったデショ?
そういう事はボク達に任せて欲しいナ。」
「私は子猫ちゃんって歳じゃないですよー。
危険な事には関係したくないけど、売られた喧嘩は全力で買いますよ?
ぶっちゃけ、ちょっと色々とムカついてるんで大暴れするつもりです。」
「Ladyナラバ、尚更その様な事はやめなサイ。
貴女にその様な傷をつけた連中を、ワタクシ達は許す気はアリマセン。
地面に貼り付けて更に踏みつけマス。許しを請ッテモ、でゴザイマス。」
エメットさんはともかく、インゴさんが凄く怖いよ!
でも、どっちもリアルバトルもそこそこいけるのかな?
それなら、危険な状態にならない様にフォローすれば良いだけだから
多少は私の負担が減って、すごーく助かるぞー。
「どっちみち、とが到着したらそんな感じになるんで
それまでの間は3人で頑張りましょう。」
私が大人しくなんてしない事がわかった二人は、大げさにため息をつく。
そうしているうちに追っ手が到着して私達を取り囲んだ。
「随分と舐めた真似をしてくれたもんだな。
あんたらは俺等を怒らせた。仲間が警察に連れて行かれたんだからな
それなりの報復は受けてもらう。」
一番リーダー格の人なのかな?が私を睨みつけながら言うんだけどさ
そんなに息切れしてると説得力つーか、迫力も半減しちゃうよ?
日頃の鍛錬を怠ってる証拠だよね。色々とたるんでるぞー!
「その言葉、そっくりそちらにお返ししますよ。
よってたかって大人数で襲ってくる様な、そんな連中を助ける?
はした金が絡んだ流儀なんて生ゴミと一緒に捨ててください。」
周囲には数十人はいるよね…あー、めんどくさいなぁ。
達が来るまで、もうちょっとこうやって粘ってみるかな。
「言葉遣いには気をつけろよ。俺達は困ってる人の手助けをして
その礼として金をもらってるだけだ。それが俺等の流儀、やり方だ。」
「お金にならない手助けはしないって事ですか?
お金で解決できるなら貴方達が受け取ったお金の倍出しますよ。
それで目の前から消えてくれるなら安いモンです。」
私の言葉に周囲の連中がちょっと動揺する。
要は金がもらえれば、どーでも良いって事でしょ?流儀とか笑っちゃうよ。
「…いや、残念だがそれはできねぇ。あんたは俺等の誇りを傷つけたんだ。
その罪はあんた達を人質にして仲間を警察から開放する事、
そしてその後であんた達を潰す事でしか償えねぇんだよ。」
あちゃー、インゴさん達も頭数に入ってるよ。面倒事更に増えたよ!
でもさ、潰すとか寝言は寝てから言えよってんだ。
誇りって言う位ならこんな低俗な依頼を受けるんじゃないよ。
「低俗な連中が誇り等と口にするノモ、実に不愉快でゴザイマス。
ソモソモ、女性を襲う時点でオマエ達の品格の無さが現れてオリマスネ。」
「それも大勢で襲ってトカ馬鹿デショ。ソレなのに人質?笑っちゃうネ。
マフィアってもっと誇り高いモノだと思ったケド、幻滅シタヨ。
キミ達のやってる事ッテ、ストリートギャングと変わんないデショ。」
ちょっと待ってー!何を火に油を注いでいるんですか?
インゴさんとエメットさんの言葉に周囲が一気に殺気立つ。
その中の何人かが私達に標準を合わせて銃を構えてるのが見えた。
「ネイティ!この人達の持ってる武器を全部取り上げて!!
そこの空きコンテナの中に全部入れてから蓋を閉めてね。
それが終わったらコンテナを手の届かない場所に置いて待機!
この人達の応援がもし来たら、同じ様に武器を取り上げちゃってね。」
私の指示に頭の上のネイティの身体が淡く光りだした。
その後で空中には無数の武器の数々が浮かび上がり、コンテナに向かう。
蓋が閉まったコンテナが浮かび上がって、山に積まれた廃材の一番上に
ネイティは器用に誘導して置いてから、その場所で待機する。
「さて、この人数で武器持ちを相手にするのは得策じゃないですからね。
貴方達の流儀?誇り?困っている人を助けているだ?
巫山戯るな!金の絡んだ時点で、そんな言葉は言えるわけないんですよ。
流儀を通すって言うなら、こっちも流儀を貫きましょう、筋を通します。」
目を閉じて、自分の上司で友人でもある二人の顔を思い浮かべる。
インゴさんやエメットさんもこんな薄汚いやり取りに巻き込みたく無かった。
高潔で揺るぎない信念を持ちながらも、とても優しいこの人達を
これ以上くだらない事で煩わせたくはない。そんな事させたくもないよ。
そんな事を考えてたらもう駄目、プチッと何かが切れる音がしたよ!
「自分の地位も顧みずに、真摯に向き合う姿勢を貫く友人を守ります。
被害にあった人達を救おうと色々やっていたけど、結局救えなくて
そして自分達を責めて、身動きが取れなくなった優しい友人を救います。
それが私達…私の信念、流儀です。通すべき筋です。
あくまでも依頼人に加担するなら、恨みはないけど全力でぶっ潰す!」
私の言葉が終わると同時に一斉に連中が飛びかかってきた。
取り敢えず、攻撃を避けてその反動を利用して投げ飛ばす。
インゴさんとエメットさんが無事か振り返れば
二人はカウンターよろしく殴る蹴ると好き勝手やっていた。
「二人共、過剰防衛駄目絶対ですよー!
腕の関節外すのはオッケーですけど、骨折させるのはやめて下さいね。」
「Boo!ソンナ手加減するバトルはつまらないヨ!
デモ、投げ技に受身も取れないッテ何?ふざけてるノ?馬鹿ナノ?」
「手加減をシナイ事が、バトルでの我々の誠意でゴザイマスガ
コンナ連中、誠意を向ける価値も無いデスネ。了解シマシタ。
適当に遊んで差し上げる事にシマス。」
うわーい、この二人の余裕さってどこから来るのよ?
でも、ポケモンバトルだけじゃなくてリアルバトルも凄いとか…
無駄な動きが殆ど無くて、確実に相手を地面にひれ伏してるし。
こういう事にかなり慣れてる気がするのは、気のせい…じゃないよ!
大勢の攻撃を避ける様に移動しながら、近くにいる奴をぶっ潰す。
殴りに来た相手にはその腕をとり、近くにいる他の奴めがけて投げ飛ばす。
掴みかかろうとする相手には、横に回り込みながら鳩尾に膝を入れる。
エメットさんの背後に、鉄パイプを持った奴が襲いかかろうとしてるから
つい手加減を忘れて顔面に回し蹴り決めちゃったよ!
「Wow!ゴメンネ。ちょっと夢中になり過ぎチャッタヨ。Thanks!」
「コノ愚弟は…に助けられるナド言語道断でゴザイマス。
普段カラ周囲に目を光らせナサイと言ってる、デショウ!」
二人共余裕ですね!息も切らさず次々と相手を仕留めてるし。
そういう私はちょーっと体力的にしんどくなってきたかもしんないなぁ…
まぁ、そうなったら省エネモードに切り替えるだけなんだけどね!
「インゴさん、弟さんにそんな事言っちゃ駄目ですよ!
こういう場合はお互いに気をつけながらフォローすれば良いんです。
それがマルチバトルの醍醐味でしょう。っと、ありがとうございます!」
私の背後から襲いかかろうとしてた相手を同時に鳩尾に蹴りを入れて
沈めちゃうとか、双子の神秘?シンクロ率半端ねぇって感じ?
数の多さにげんなりし始めた頃に、私達が飛び越えた柵のあった方角から
金属が折り重ねられるような音がした。
振り返ってみると、ゴチルゼルがここの廃材置き場に通じる道を
鉄くずを使って全部封鎖している所だった。
「ゴチルゼル、ここから逃げようとする馬鹿がいたら、動きを止めてくれ。
さてと…これで連中は完全に袋の鼠状態にしたからな。
遠慮なんざいらねぇよな?思う存分に手加減しながら遊んでやるよ。」
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとか言うけどな。
そんな頭数だけ揃えた所で、どうこうなる様な俺達じゃあ無いんだがな。」
そう言ってメガネを胸ポケットにしまいながらが不敵に微笑み
その横には指を鳴らしながら同じ様に不敵に笑うもいた。
完璧な戦闘モードに入っちゃってるから、相手をする人はご愁傷様だね。
尚もかかってくる奴らをあしらいながらその後ろをみれば
サングラスをかけて、同じ様に指を鳴らしている人物が二人程立ってた。
「ちょ、!なんで人数が増えてるの?!
サングラスをかけていても、その人達はどー見てもあの人達でしょー!」
「私、通りすがりの通行人Aと申します。貴女の言う人がもしここにいたら
自分の尻拭い位させてくださいまし!と、申されると思いますよ?」
「そうそう、それにこっちはこっちで色々と事情もある。
って、その人は言うと思う。あ、ボクは通りすがりの通行人Bって呼んで!」
とっても見覚えのある、もみあげが特徴的なこの二人はそう言うと
周囲の連中に向かって走り出した。
それに続いてとも、同じ様に突っ込んでくる。
ダメだ、もう完全に戦闘モードでバトル開始しちゃったよ!
「AとかBとか何を言ってるんですかぁあああ!!
いつも言われてる言葉をそっちのAさんに言い返しますよ、馬鹿ですか?
Bさんもそんな嬉しそうにして、相手の肩を外すなー!!」
「、言いたい事は帰ってから聞いてやるから
今はこっちに集中してくれ。色々と制約事があってな
残り約10分位で、こいつら全員を叩き伏せなきゃならなくなったんだ。」
後10分で、っちがこっちに来るって事かな?
でも、結構人数いるから出来るかどうか不安なんだけど。
「10分ナド不要デス。5分もアレバ、片付ける事が可能でゴザイマス。」
「準備運動はコノ位にシテ、ソロソロ真面目にやろうと思ってたカラネ。」
「「ソレデハ、出発進行!!」」
インゴさん達はそう言うと相手を叩きのめすスピードを上げた。
うわー、蹴りのスピードも威力も上がってるよ!容赦ないよ!!
「私達もあちらに負けてはいられませんよ?」
「わかってる。すっごいリアルバトルを見せてあげる!」
「「それでは、出発進行!!」」
「だから、そっちの二人も変な対抗意識を持つな!張り合うな!」
って、何気にこっちの二人もリアルバトル慣れしてる?
護身術の応用っぽいけど、確実に一撃で相手を沈めるとかマジですか?!
「一人一人が随分と貧弱すぎ、こんなんじゃ話にもならねぇぞ!
オラオラ、もっと気合入れてかかってこねぇとつまらないだろうが!」
「拳も蹴りも軽すぎだし、キレもない。こうやって腰を使うんだ。
スピードを殺してどうするんだ?こうして加速をつけると良いぞ。」
とはすでに全速前進で出発進行しちゃってるよ。
つーか、…相手に喧嘩のレクチャーしてどーすんのよ?!
ホントにこの調子だと、あっという間に全員戦闘不能にしそうだ。
まぁ、そもそも喧嘩をふっかけたそっちが悪いんだからね。
追い込んだつもりだったんだろうけど、それはこっちの台詞だよ。
なんだかこのバトル狂達の相手をする連中が可哀想になってきた。
でも、喧嘩する相手を間違えるとこうなるんだって事がわかったんだしー
いい経験になったんじゃないかな?って感じ?
バトルは楽しまなくちゃって、某AさんとBさんもよく言ってるから
私も楽しむ為にラストスパートかまして出発進行しましょうか。