一章・共闘!ギアステ大掃除編
視察とその成果
インゴさんが私の仕事を見たいってんで、のツナギを借りたんだけど
イケメンは何着ても似合うよね!
早速ボイラー室に向かって、責任者さんに了承をもらって天井へ。
コツを教えればすぐに理解してどんどん一緒に中に入ってきた。
相棒のネイティを見せたら、ちょっと驚いていたけど、
事情を大雑把に話せば、ポケモンは道具じゃ無いって凄く怒ってた。
うん、やっぱり従兄弟同士だよね。そう言う所はよく似てる。
ネイティが周囲にライトを配置してスイッチを入れれば、作業開始。
「成程、確かに手抜きでゴザイマスネ。
、これをはめ込んで四方のcornerをさらに止めるのデシタネ?
ワタクシもやってみても宜しいデスカ?」
返事をする前にインゴさんは器用にダクトクリップをはめ込んでから
コーナーピースをボルトとナットで固定していく。
一度しかやり方を見せてないのに、もう自分のモノにしてるとか凄い。
「インゴさんって何気に出来る人ですねー。
油断してると私の方が負けそうなんで、本気出して行きますよー。」
「フフッ、それではワタクシもこのまま続けさせて頂きマショウカ。
はsideのはめ込みをした後、下のcornerを止めて下サイ。
ワタクシは上を止めさせて頂きマス。」
ホント、無駄な動きが無いから仕事が早いなぁ。
この分だと午前中で補修が終わるから、午後から保温しちゃおうっと。
それから暫く無言で作業してたらホントに午前中に補修が終わっちゃった。
「ネイティー、ライト消してね。
インゴさんのお蔭で補修が早くに終わりました。ありがとうございます!
後は予定を前倒しして、午後からこのダクトの保温に入ります。
その前に保温板を貼り付けるダクトピンを付けていきます。」
「成程、デハこのまま引き続きご一緒させて頂きマス。」
天井裏から出て、作業の状態を責任者さんに説明して
インゴさんと私は作業場へダクトピンを取りに向かった。
中に入ればエメットさんとがいて、材料の用途と在庫のチェック
基本単価と購入価格なんかの話をしている。
ダクトピンの入った箱を取り出し中を開けて簡単に説明すれば、
エメットさんも話を聞きに傍にきた。
「これがダクトピンです。これを修繕したダクト全体に均等につけます。
この部分に粘着テープが付いてるので、剥がしてから使用します。
その後、時間をおいてピンがしっかり付いてから保温板を貼り付けます。」
そして、積み重なった保温板の所に行って説明を始める。
いやー、なんて言うか社会見学の工場とかで解説する人の気分だね。
「保温板の大きさは決まってます。ダクトも上下の部分、左右の部分の
一辺は決まってるので、如何に無駄なく保温板をつけるかがポイントです。
後、こちらの箱の中には使えそうな板があるので、これも使います。
そして、外周の保温後、コーナーをこの金属プレートで補強します。」
そう説明すれば、二人とも納得して頷いた。
ボス達もだけど、頷くタイミングとか角度とか殆ど同じなんだよね。
双子って、そういう所も似るんだろうかって思っちゃう。
全部の段取りを終わらせて、ランチタイムに入ったら
強制的にボス達と一緒にご飯を食べる事になっちゃったよ。
黒ボスが手製のミートローフをお裾分けしてくれたけど美味でした!
きっと朝の事気にしてるんだろうな。って、今気がついたんだけど
これって、餌付けされてるのか?!いやいや、気のせいって事にしとこう。
午後からの保温板取り付けにはも加わる。
「一応、一人でも出来ますが、俺達は基本、2人でやります。
天井裏や狭い場所では効率を考えて、中に入って取り付ける人、
外で保温板を、言われたサイズにカットして中に渡す人に別れます。」
「今回は私が外でカットして渡す役で、…課長が中に入ります。
ネイティ、ライトつけて準備してね。」
ネイティが先に入ってライトのスイッチを入れる。
が中に入って、カットするサイズを言えば仕事のスタートだ。
「、このナイフは特別なモノなのデショウカ?」
「一般家庭で使う冷凍包丁で、ホームセンターに普通に売ってますよ?」
私の説明に納得したインゴさんは、今度は天井裏に潜っていった。
中からの声が聞こえるから説明しているんだろうな。
何気にフットワーク軽くて驚いたよ。
次々に材料を加工して渡し、仕上げのコーナーガードも渡し終えて
残った材料を片付け、ボイラー室の床をホウキで掃き掃除する。
管理人さんと職員さんが、そんな事しなくても良いって言うけど、
この仕事は、掃除に始まって掃除に終わるんだって説明しておいた。
なんだか感心されたけど、当たり前の事なんだけどな。
インゴさんとが出てきて中にあった材料も全部回収して
取り敢えずここのダクトの修繕は終わった。
材料を置いて、作業服に着替えてから事務室へ入る。
「コノ書式ってが作ったノ?凄く見やすいネ。
後、在庫一覧表も使う物で色分けするトカ、良く考えてるヨネー。」
パソコンを起動させて、作業日報を打ち込めば
横でインゴさんとエメットさんが画面を見ながら聞いてきた。
なんだかここまで手放しで褒められると凄く恥ずかしいんだけど!
「お二人共、視察をしてみてどうでした?
今日やった内容はホンの一部でしかありませんが、流れは大体同じです。
正直言えば、外注するよりコスト的にはかなり抑えられます。」
「確かにその通りだと思ったヨ。実際ボク達の施設デモ
修繕、改修の要請、嘆願は結構な数にナッテル。」
「デスガ、貴方達の様に複数の職の資格を持った業者ナド
早々居るものデハ無いデショウ?
委託業者を増やす事は、コストが嵩むので本末転倒にゴザイマス。」
「一番手っ取り早いのは、大手の建設設備会社と提携する事かな?
そうすれば、中に入る人は違ってもコスト削減にはなるよ。」
「Hmm…それも確かに一考する価値はゴザイマスネ。」
「入る人が違うのは困る。一応一部は公共施設ダカラネ。
機密保持の徹底って部分がドウシテモ甘くナッチャウヨ。」
とを入れた4人が感想とか意見を交換し合ってる。
恐らくインゴさんもエメットさんも、あおっちと同類なんだろうな。
普通に渡り合える人って貴重だよ、伝説級のポケモン並だよ!
バトル以外の業務で言えば、うちのボス達より効率とか徹底してて
その点は凄いなって素直には思うけど、部下の人はすごく大変だろうなぁ…
できる上司を持つと、平社員はマジで苦労するよ!