-一章・共闘!ギアステ大掃除編:英雄参戦-

一章・共闘!ギアステ大掃除編

英雄参戦



トウヤとトウコが応接スーペースのソファでを挟んで

沢山話をしてる。恩返しの威力が最高値になる位すっごく懐いてる感じ?

でも、すっごくそれが微笑ましくってボクもノボリも

コーヒー飲みながらそんな風景を笑って見てる。

の雰囲気ってと似てる。ううん、それよりもずっと柔らかい。

女の人だからなのかな?包み込むような暖かい感じ。

達といる時はちょっと違うけど、それでも柔らかな印象は変わらない。

まぁ、口を開けば結構ビックリするんだけどね。



「え?さんライブキャスター持ってないんですか?」



トウヤが自分のライブキャスターをに見せてる。

連絡先聞きたかったのにーとトウコが足で床をダンダンさせてる。



「うん、実はイッシュには昨日来たばかりなの。

それで昨日は…まぁ、色々とあってね、買いに行く暇がなかったんだよね。」



がチラッとボク達の方を見る。

そうだよね、乗り物酔いで倒れちゃって、調子が良くなってからは

オリエンテーションと新人研修受けるのに必要な物覚えて

対総務部長さん用の企画書作ったり、帰りは帰りで

置いてきぼりくらっちゃって…ホント、色々ありすぎた!



、この後はの仕事って厨房が終わった後になるんだろう?

それだったら今、ちょっと買いに行った方が良いんじゃないかな?」



が、ホワイトボードにかかれたの予定を確認する。



「確かに、連絡手段が無いってのはマズイな。

、近くのショップに行って買ってこいや。代金は経費で落とす。」



が二人をきょとんとした顔で見てる。

が同時に首をかしげるとか…ちょっと可愛いかもしんない。



「いや、買いに行けって言っても、私ショップの場所知らないって。

どーして二人共そういう大事な所を揃って忘れるのかな!」



あはは、ホントに結構抜けてるんだね。ノボリを見たら

口に手を押さえて肩をプルプルさせてるし。



「あ、じゃあ私が一緒に行って買ってきます!

さん、お揃いのライブキャスターにしましょうよ。ね?」



「俺達は嬉しいけど、予定とかは大丈夫なのかな?

両ボス、勤務時間内だけど外出の許可はもらえるかい?」



トウコがに自分のライブキャスターを見せて色々と説明してる。

はメモに何かを書いてに渡した。なんだろって思ったら

その近くにあるケーキ屋さんで売ってるクッキーが欲しいんだって!



「うん、ライブキャスターは必要な物、業務用もあるけど

ギアステ外への持ち出しは禁止だから買った方が良い。」



「そうでございますね。ではトウコ様にお願いしてもよろしいでしょうか?

何分はまだこちらに来たばかりで地理がまったくわかりません。」



「いや、そう言う事抜きでこいつ超絶方向音痴なんだよ。

トウコちゃん、そういう訳なんでしっかり道案内もよろしくな。」



「シンオウでお世話になった時でさんの方向音痴っぷりは

知ってますので、任せてください!」



の方向音痴ってカズマサとどっちが上なんだろ?

超絶ってつくけど、ボクは方向音痴じゃないからわかんない!



「否定できないってのが辛い!んじゃ、ちょっと私のロッカー

自分の作業所の中にあるから、そこで着替えてきますね。」



「あ、私さんの作業所見てみたいです!どうせなら

一緒にそこまで行ってそのまま買い物に行っちゃいましょう!」



トウコがトウヤの方を見るとなんだろ、凄く真剣な顔して

トウヤが頷いてる。



「作業所なんて面白くもないけど、そっちの方が近いかな?

んじゃ、一緒に行っても良いけど…ひとつお願い。

作業所の中に入ったらはいとかいいえとかみたいな返事だけ

他は何も喋らないでおいてくれるかな?」



一瞬トウコが不思議そうな顔したけど、わかりましたって言って

二人は部屋を出て行った。

ちょっと、まさかの仕事部屋にも盗聴器とかついてるの?

でも、ついてるならどうしてそれを取らないで放っておくの?



「えっとですね、元ターゲットと現ターゲット?の二人がいないんで

ちょーっと、真面目に話をしても良いですか皆さん。」



トウヤがボク達の方を見て口を開く。

その顔はなんだろボク達にチャレンジする時とは違う意味で

真剣っぽい感じがして驚いちゃった。



「ちょっと待って欲しいな。トウヤ君だっけ、君は何をどこまで

知ってるのかな?場合によってはこのままでいた方が良いと思うよ。

君はここの職員じゃなくてお客様なんだからね。」



が新しいコーヒーをトウヤに渡して言ってるけど

もしかして、例の事に関係ある事なの?



「ちょっと待って!もしそうだとしたら絶対ダメ。

サブウェイマスターとして、お客様を巻き込むことは許可できない。」



「えぇ、私もクダリに賛成でございます。

トウヤ様、もし貴方様の言おうとしてる事がこのギアステの

ゴタゴタに関するものであれば、お話にならない方が良いかと。

あまり詳しくは申し上げられませんが、その件につきましては

ただ今鋭意実行中でございますので、どうかご安心くださいまし。」



ボク達がトウヤの話をストップさせようとしてたんだけど、

一人、だけはトウヤの方をずっと見たまんまで何も言ってない。



さんはそうは思ってないみたいですね、

トウコもね、そういう目にあってたんですよ。だから同じ目に

さんを合わせたくないんです。」



それを聞いてボクとノボリはビックリした。

二人共そんな素振りを見せたことなんて一度もない。



「なぜ私達にその時に言っては下さらなかったのですか!

言ってくだされば厳重に処罰致しましたのに。」



「うん、お客さんにまで迷惑かけるとか絶対許せない事

そういう事はもっと早くに言って欲しかった!」



二人でトウヤに言ったけど、トウヤはちょっと考えてから首を振った。



「お二人共、自分の事を過小評価しすぎです。

いいですか、二人の親衛隊ってここの職員以外にも沢山いるんです。

そんな人達をどうやって処罰とかするんですか?ジュンサーさんに頼む?

そんな事したってなんにも変わりっこないんですよ。

トウコの場合はオレが英雄なんて騒がれてからは無くなりましたけどね。

まぁ、それ以前でもあいつは降っかかる火の粉を全力で叩き落としてたし」



「…なんかゴメンね。ボク達がはっきりしなかったから君達に迷惑かけた。」



ホント、ボク達は馬鹿だ。

トウヤはそんな事って言ってるけど、きっとトウコはいっぱい傷ついた。

許さない、ボク達が大切な物をこれ以上傷つけるなんて絶対させない!



「トウコなら大丈夫ですよ、来る相手全員に

『文句があるのならポケモン勝負で勝ってから言いやがれ!」って

ひどい時は多数で来たみたいだけど、そこはさん直伝の

6匹全部出しのバトルで蹴散らしましたしね。廃人なめんなと。」



え?6匹全部ってナニ?ルールは最高トリプルまでのはずなんだけど。



「現状の公式ルールではトリプルまでのはずでございますが。」



「甘いですよ、ノボリさん。あれはバトルじゃなくてポケモンを使った

喧嘩です。現にポケモンにトウコを襲わせる指示とかあっちは出してたし。」



ノボリの疑問にあっさり答えてとんでもない事をトウヤは言う。

ポケモンがトレーナーを襲うとか、襲わせるように指示を出すってひどい!



「オレがこんな感じで英雄になったから、トウコにも色々危ない事が

起きるかもしれないからって、さんがオレ達があっちに居る間

トウコにずっと教えてくれてたんですよ。自分を守りながら

相手のポケモンを徹底的に潰す方法って。あれは凄く勉強になりました。」



そんなルール以外のバトルはホントは絶対にしちゃダメ!

でも、身を守るためには仕方のない時も多分ある。

女の子だったら、それはすっごく大事な事かもしんない。

ってば、そんな事まで考えてたのかな?ホント凄い。

今まで自分のデスクで書類を見ながら話を聞いてたが立ち上がって

トウヤの隣に座って頭を撫でた。



「そういう時は見ているだけで守る事もできなかったりするしな。

トウヤ君も色々辛かったな、よく頑張った。」



トウヤの顔がみるみる歪む。慌てて帽子を深く被って下を向いたけど

声は誤魔化せないくらいに震えていた。



「うん、オレはホント、なんにもできなくって…

いっそのことサブウェイ行くのをやめようって言った事もあるんです。

でもトウコは絶対嫌だって…

自分は強くなる為にサブウェイマスターに挑戦し続けてるんだから

こんな事で負けてたら勝てないって、いっぱい傷ついてたけど

でも、バトルをやめなかった。オレ、あいつは凄いって思いました。」



の反対側にノボリが座って優しくトウヤの頭を撫でる。



「私達が不甲斐ないばかりに、おふた方を深く傷つけてしまって

大変申し訳ありませんでした。

そして、諦めずに立ち向かって私達の元へチャレンジしてくださって、

本当に、本当に、感謝致します。」



「ボク達、気がつかなくてゴメンね。

トウヤ達とバトルをするだけじゃなく、話をする事もボク達は大好き

だからここに来ることをやめないでくれてホントにありがとう。」



ボクはトウヤの前にいってしゃがみこんでその手をとった。

ボク達のゴメンナサイとありがとうの気持ちがトウヤに伝る様にって

ギュって握り締めたら、トウヤも笑って握り返してくれた。



「ノボリさんもクダリさんもオレ達の憧れで目標なんです。

だからトウコじゃないけど、あんな事に負けてらんないです。

なんせ、こっちの方が遥かに巨大なラスボスですからね!」



ボク達の事をそういう風に思って目指してくれてるなんて嬉しい。

だからこそ、二人が幻滅するようながっかりする様な事は絶対できない。

ボク達がしっかりしなくちゃ、守りたいものも守れないなんて嫌だ。



「でも、ボク達は簡単に負けない!だってサブウェイマスターだから!」



うん、サブウェイマスターの名前に恥じないように、しっかりしなくちゃ。



「いつかは絶対に勝ちます!

ってわけで、皆さんがどんなに反対したってオレもトウコも

無理やりにでも首を突っ込みますから、子供のパワーなめんなよ!です」



トウヤが袖口で目をゴシゴシこすってからニヤリとボク達を見て笑う。

子供だなんて思ってないよ、すっごく格好良いよトウヤ。



「そういうパワーは大歓迎だよ、トウヤ君。

色々とかなりめんどくさかったり大変だけど、負けるつもりはないから

どうせだったら徹底的に楽しみながら叩き潰そうね。」



ニッコリと笑って手を出したに、トウヤはちょっと引いてたけど

すぐにボク達にチャレンジに来る時と同じ顔で笑った。



「うわー、さんのその笑顔怖い!マジで怖いです!味方で良かった!

はいバトルは楽しくなきゃ、つまらない!ですからね。」



子供とか大人とか関係ない。ホントに大切なものは自分で守らなきゃ。

ホントは危ないし、いけない事なんだけど二人が仲間に入って嬉しい。

ボクがノボリを見ると、ノボリもボクを見てた。

うん、考える事は二人一緒。勝負ってつく事には負けるわけにいかない。

今まで、まだちょっと踏み出すのを躊躇ってたけど、もうやめた。

サブウェイマスターの名前にかけてもこの勝負大勝利にする!