-一章・共闘!ギアステ大掃除編:少年少女再開する-

一章・共闘!ギアステ大掃除編:

少年少女再開する



スーパーマルチの車両が最終駅に停まって、ドアが開く。

ボクとノボリがホームに降り立ってチャレンジャーに一礼するのは

いつもの事だけど、トウヤとトウコったらボク達をスルーして

そのまま達の方に走っていった。そんなに慌てなくてもいいのに。



さん来ました!約束通りさんの情報教えてくださいよ。

えっと、さん?はじめまして!トウヤって言います。」



「同じくはじめまして!トウヤと双子やってますトウコです。

色々とさんから武勇伝?は聞いたのでお会い出来て嬉しいです!」



二人がそれぞれに握手してる。でもさ、すっかり目の前に気を取られてる。

そんなんだから、ボクとノボリになかなか勝てないんだよ?



「二人共はじめまして、です。から色々と聞いてるよ。

色々あって大変だったと思うけど、そういうのも楽しんじゃえば

どうって事なくなるからね?」



あはは、楽しむとかアッサリ言っちゃうのがらしいな。

ボクとノボリはさりげなく達の後ろに回った…。

うん、すっごくいたずらっ子みたいな顔で楽しそうだよね!

どーしよ、ボク、すっごく大笑いしたいんだけど!

ノボリはもう我慢できないみたいに口元を手で押さえてるし。



「おう、二人共バトルはどうだったんだ? ってそっか

それは残念だったな。約束はちゃんと覚えているから安心してくれ。」



がお互いに目配せしてニヤリと笑う。

違和感がある位くっついてた距離をパッと離せば、ぎゃっと叫び声がして

よろめく人影…ビックリしたトウヤが慌ててその人を受け止める。



「うわわ、大丈夫です…か…って、さん?!嘘っ!」



「きゃー!なにコレ!! ホントにさん?いつイッシュにって

その格好はどーしたんですかっ?!」



トウヤに抱きしめられたまんま固まってるに二人共すっごく驚いてる!

そんな光景にとうとう我慢できなくて、ボク達4人で大笑いしちゃった!



さん、お久しぶりです!シンオウでは色々とお世話になりました!

あれから色々と吹っ切れてもうウダウダ考えるのもやめました。

これも全部さんのおかげです!

うおー、さんちっちゃい!細い!すっげー可愛い!!」



トウヤ、暴走始めちゃった。が固まって動かないのをいい事に

ギュって抱きしめてる。でも手が腰にまわってるとかちょっと怪しい。



「ぎゃー!トウヤ君、力入れすぎだってば。何気に締まってるギブギブ!

ちょっと、!!危ないじゃないのっ!

って、二人共元気だった?すっごく大人っぽくなっててびっくりしたよ。

だけど、ちっちゃいとか言うなー!年上をからかうなー!!

もうホントに、私より大きくなっちゃって…おねーちゃんは嬉しいぞっ!」



が嬉しそうにトウヤを抱きしめた。あ、今度はトウヤが固まった。

赤い顔をしたトウヤを不思議そうに見てただけど気にする風でもなく

笑いながらトウヤの腕の中から離れて、今度はトウコを抱きしめる。

トウヤ、すっごくしょんぼりしてるし。ファイト!



「きゃー、本物のさんだー!お久しぶりです、シンオウでは

二人で色々お世話になりました!うわー、相変わらずお肌スベスベ!

羨ましいです!今度スキンケア教えてください!!」



「トウコちゃんも大きくなったねー、特に胸とか胸とか?

もうアレだね。種族値の違いハンパねぇ!ってやつだよねー。」



そう言ってがトウコの胸をタッチするのを見てビックリ!

されたトウコは嫌がる様子もなくて逆にの胸を触り返すとか

いや、そこでどっちが大きいとか感想いらないから!!

…でも、見た感じは…うーん、まだ…かな?



「ノボリ、どっちが大きく見える?ボクだと思うんだけど。

てか、なにげに、結構あるよね。」



赤い顔して、それでもさり気なくチェックをいれてるムッツリモードの

ノボリに聞いてみる。



「体格の違いを考慮してもでしょう…って、何を言わせるんですか!

お二人共、ホームでそのような行為はおやめくださいまし!」



ノボリの叫びにどっちも手をワキワキさせながら、えーとか

女のコ同士のスキンシップなのにとか言ってるし。

うん、ボクも違う意味でノボリに反論したいかも。

後ろではがお腹抱えて大爆笑してるし、トウヤは…

あれ?なんだかボールホルダーを手で押さえてるけど、どうしたのかな?



「トウヤ、ボールホルダーがどうかしたの?」



ボクが覗き込んだら6番目のボールがカタカタと揺れている。

あれ、コレって…



「なんだかコイツが凄く暴れるんです。ちょっと落ち着けってば!」



ボールが揺れるだけじゃなく赤い光を帯びて点滅しだした。

流石にボク達もビックリしてそれを見つめる。



「あれだ、取り敢えず俺等の事務所っつうかボス達の執務室なんだが

そこに行こう。、お前は悪いけど総務に行って厨房の図面を

取ってきてから来てくれないか?」



「了解、それじゃもらってくるよ。皆、先に行っててくれないか。」



がトウヤの背中を押して皆を誘導する。

はひとつ頷いてからボク達と反対方向へ歩いて行った。



「…ノボリ、どうしたの?皆行っちゃうよ?」



後ろを振り向けば、ノボリがの行った方向を見つめてた。

ボクが声をかけたら首を横に振ってこっちに歩いてきた。



「何、がどーかしたの?」



「いえ、多分私の見間違いだと思いますので…なんでもありませんよ。」



なにかあったのかな?って聞こうと思ったら先に行ってた達が

早く来てくださいよって叫んでて慌てて急ぎ足で追いかけた。

ノボリがそう言うならそうなのかな?ま、いっか。



執務室へ向かう最中すれ違う人達はボク達を見て驚いてた。

その中にもやっぱり嫌な視線がに向けられている。

トウヤとトウコがと腕をそれぞれ組んですっごい仲良しって感じで

ニコニコしながら一生懸命に話しかけてる。



「そう言えば、そろそろ休憩時間でございますね。

トウヤ様もトウコ様も執務室でプリンを召し上がっていきませんか?

私、沢山作ったので、よろしければご一緒にいかがでございましょう。」



プリンの声に二人の目がキラキラ輝いた。

ぜひ食べさせてください!なんて言われて、ノボリも嬉しそう。



「いやぁ…なんつうか、若いっていいよなぁ…」



ボソッと呟いたの言葉に吹き出した。

だってすっごく年寄りみたいにしみじみ言うんだもん!

確かにボク達位の歳だと、こんな素直に感情表現なんてできない。



「で、ございますねぇ…流石に私達ではこの様にはもう出来ませんし

その様な行動も許されもしないでしょうし。

…なんでしょう、こう考えると私も年をとったんだと痛感しますね。」



「ちょっと待って、ノボリはボクと同じ年!」



ノボリのおっさん臭い発言に、ビックリしたボクを二人で見て

首を横に振りながら精神年齢が子供は黙ってろとか言わないでよね!



「でも、私もこうしてトウヤ君達と並んで歩くと

歳を痛感するかも…、二人が眩しくて見てらんない!って感じ?」



「パッと見はトウヤ様達とそれ程年齢が離れている様には

とても見えませんが、そう言えば私達との方が年齢は近いんでしたね。

でも、大丈夫ですよ。は十分お若く見えますから。」



仕事中は殆ど見せる事がないノボリの柔らかい表情に

はちょっと照れて、トウヤとトウコはビックリしてる。



「…ノボリさん…オレは認めませんからね!

なんでしたら、全力でスーパーシングルでフルボッコさせてもらいますよ?」



「え?え?ノボリさんがさんをって、マジですかぁあああ!

うわー、私的にはさんと義理の姉妹になれるトウヤを応援したい

でも、ノボリさんとさんのツーショットもおいしいかも…

うーん、どっちも頑張れー!」



ありゃ、二人共盛大な勘違いしてる。

トウヤはノボリをすっごい目で睨んでいるし。

トウコはに詰め寄ってどっちが好みですかとか聞いてるし。

んで、でトウコが良いとか言ってるし。

ノボリは誤解でございますが、挑戦はいつでもお受けします!とか

さらにトウヤを煽っちゃってるし。もう好きにしてよ!



ちょっと離れた所でそれを見てすっごく優しい顔で笑ってる

なんとかしないの?って聞いたら、楽しいからいいんだよ だって。

そっか、見てるだけなら楽しいかも。

うん、それじゃボクも大人だから見て楽しむ事にしようかな?