一章・共闘!ギアステ大掃除編
課長と主任と平社員
昨日は色々とありすぎて、眠りについたと言うよりも瞬きしたら朝でした。
それでも、久しぶりにまとまった睡眠時間をとったおかげで体調は復活!
今日から気分も一新、新天地での生活が始まると思うとちょっと嬉しいな。
とに先に行くよと伝えれば、ギアステの場所はと聞かれて
そう言えば、道順覚えてない事に気がついた。危ない危ない。
結局3人で仲良く出社して、着替えてからボスの執務室兼事務所へ向かう。
「失礼します。お早うございます。」
中に入れば既にボス達は出社していて、朝礼の打ち合わせ?をしてる。
はコーヒー片手にホワイトボードにそれぞれのタイムスケジュールを
はこれまたコーヒー片手にテンキー打ちながら数字入力をしていた。
それぞれに朝の挨拶を済ませて、私も自分のパソコンの電源を入れる。
そして、自宅から持ってきたディスクを差し込んでデーターチェックして
プリントアウトを始めて書類を次々に完成させていく。
ノボリさんがサーバーの前で、砂糖とミルクは?と私に聞いたので
(砂糖)3つと(ミルク)2つ!と言えば、コーヒーではありません!とか
言われちゃったけど、そうじゃないと飲めないんですよ、スミマセン。
「さて、今日の朝礼でと、あなた達を皆に紹介します。
すでにご存知とは思いますが異例の人事とは女性職員と言う事で
皆様戸惑われたり、その他にも色々とあるとは思いますが
一部を覗いて、基本とても懐の広い方々ばかりですので
そちらの方につきましては、すぐに慣れていただけると思います。」
黒ボスがコーヒを差し出しながら進行表を見せて説明してくれる。
成程、まずは全部署の今日の予定からですね。了解。
「その後でオリエンテーションと新人教育受けてもらう。
その後は、まだ顔色良くないから帰って休んだほうがいい。」
「黒ボスの件は了解しました。早く慣れるように頑張りますね。
白ボスの件は却下します。職場に出た以上は最低でも就業時間迄は
這いつくばってでも居座りますよ。動かなくても出来る仕事もあるし
その辺はきちんと考えて動きますので問題なし、オッケーです。」
私の言葉に4人揃って信じられないとか言ってるし…前科持ちだから
仕方がないっちゃ、そうなんだけどさ!でも何気に失礼だよね。
「後、一応は経理主任って役職がつくからな。」
「あれ、、には役職つかないの?ボクてっきり主任って
付けるのかと思っちゃった。」
いや、白ボス。3人しかいない職場で全員役職もちとか変でしょう。
そして、…んじゃ役職パシリにでもしとくかとか…昨日の事を
まだ根に持ってるの?そんな器の小さい奴は出世しないんだぞー。
「私の出来る事は結構限られてるのでそれでオッケーですよ。
後、黒ボス…笑うんなら、しっかり笑った方が良いです。顔崩れてますよ?」
この黒上司、何気に笑い上戸である!ってか?
まぁ、それでもイケメン度があまり下がらないとかどんだけだよ。
もも黙ってればオリエンタルな雰囲気で結構いい線いってるから
4人並ぶと結構女子職員が騒ぎそうだよね。んで、私がターゲットに…
あぁ、嫌な事思い出しちゃったなぁ…ホント、男に生まれれば良かった。
「そろそろ時間。皆、準備オッケー?」
時計を見れば朝礼開始10分前、さて、戦闘準備といきましょうか。
私と、が揃えて親指を立てて見せれば、黒ボスは笑って
では出発進行でございますとか言ってるけど…気分は逃走してぇ!
ぞろぞろと執務室兼事務所を出てミーティングルームへ向かう。
両ボスの後ろを、その後ろを、更に後ろを私…
これ、電車ごっこ?って感じでホームを歩いていると
職員さん達から好奇の目…とすっごい殺意に近いような冷たい目が
私だけに向けられてるし、私は普通に前を見て歩いてるけど、
前の二人は恐らく、その視線の持ち主を探してるんだろうな。
ミーティングルームに入ってみればもうほとんどの人が揃っているのかな?
結構上の方の人が来てるっぽいから、凄く場違いな気がするかも。
両ボスが前の方へ移動して朝礼が始まって色々と報告がされていく。
終わり間際に黒ボスが前に出てそれから私達に目配せをする。
と私がボスの隣に移動すると、ザワザワと空気が揺れた。
一部は私に、そしてごく一部はなぜかに…なんでだろ?
「本日より施設設備保全管理課が業務開始になります。
そしてこちらの二名が新たに勤務される事になりました。
ではお二人共、なにかありましたらどうぞ。」
黒ボスに促されてがまず一歩前にでる。
「経理主任としてこちらで働かせていただくです。
事務処理全般に関する事全て担当しますので、何かあればご連絡下さい。
現場に出ることもありますので、ご迷惑をお掛けするかもしれませんが
環境整備、安全管理の為ですのでご了承頂けると助かります。
これから宜しくお願いします。」
ニッコリと邪気の感じられない様な笑顔で言ってるけど逆に怖いよ。
定位置に戻ったのを確認して、私が一歩前に踏み出すと
あちらこちらで空気が変わるのが感じられる。
好機と嫉妬?いやー、まいっちゃうね。でも伊達にシンオウで
チャンピオン代理を勤めてた訳じゃないし?慣れてるんだよ!
「主に熱絶縁施工を担当いたします。と申します。
あまり聞きなれない職種ではありますが、どの様な仕事にも
いらない物はありません。お客様だけではなく、職員の皆様に
安全、快適に施設を利用して頂けるよう努力してまいります。
仕事の内容上、色々な場所にお邪魔しなければなりませんので
何か不都合を感じる場合はすぐに申し出て頂ければ助かります。
これからどうぞ宜しくお願いいたします。」
周囲を見渡して女子職員の反応を見た後一礼して後ろへ下がる。
クダリさんが私達をみて色々と補足しはじめる。
「は終わったけど、はこれから研修を受ける。
その後で色々と本格的に作業に入るって計画書ももらってる。
色んな場所に行くと思うけど、皆協力してね?」
「では皆様、本日もよろしくお願いいたします。」
「すっごい仕事を皆でしようね!」
両ボスの締めで朝礼が終った後でが私を手招きした。
傍にいくと、初老の素敵なジェントルマンぽい人に紹介された。
「この後のオリエンテーションと研修についてですが、
今回も部長に担当していただきたいのですがよろしいでしょうか?」
周囲の雰囲気が騒がしくなる。えー、こんな所で喧嘩売るのやめて欲しい。
を見ればすっごい笑顔で部長さん?を見てるし。
「ふむ…午前中、それで終わらせられるなら担当させてもらうが?」
にこやかな顔でさりげなく爆弾発言して喧嘩売ってきましたね。
成程、が狸親父って言うだけはある。
でも、残念ですね。私もシンオウのポケモン協会の狸親父の巣窟で
散々鍛え上げてきてますからね。
いいでしょう、その喧嘩、キッチリ買わせてもらいましょうか。
「改めまして、と申します。研修については部長がよろしければ
私の方は構いませんので、お願いしてもよろしいでしょうか?」
ニッコリ笑ってお辞儀をすれば目の奥がキランと光ったような気がした。
うわー、あっちの狸よりも高個体値っぽいんだけど…でも負けないよ?
「成程、ね。よろしい、私が担当しようか。10分後総務部へこれるかね?」
「場所の把握がちょっと不安ですがその時間までにはお伺いしますので
よろしくお願いいたします。では、準備があるので失礼します。」
上司とその上司にそれぞれ一礼してからその場を離れる。
廊下を出ればが待っててくれた。
「早速喧嘩ふっかけやがって…やるからには完全勝利しか認めねぇからな。」
先に喧嘩ふっかけた人が何言ってるんだか。心配するなという意味も込めて
拳を突き出せば、笑いながら拳を合わせて応えてくれるし。頑張るよ。
再度、事務室へ戻ってさっきの書類を集めて、ナンバリングした後で
各資料ごとにまとめてファイルに入れて準備をする。
さて、色々な意味で戦闘開始といきましょうかね。