2014 Halloween 企画
悪魔が来たりてバトルする 1
ダブルトレインの乗車が終わって、執務室に戻る途中で
が分厚い書類を持って走ってるのを見かけた。
「、構内は走っちゃダメ!」
「あらん、白ボスの怒った顔も萌えー!だお!」
相変わらずの返事に、一気に脱力したボクはそれでも負けなかった。
だってルールを守って安全運転!だもん。
「すっごい書類、これって管制室から?どーして走る位急いでたの??」
小首を傾げて聞いたら、あざとい天使キター!とか叫ばれたんだけど
意味がわかんないし、の萌えのツボもわかんないよ!
「これは呪いのラブレターじゃないですよん。
でもある意味不幸の…悪夢への招待状って感じっぽ?
実はですねー、ちょーっとギアステのトップなサブウェイマスターさん達に
折り入ってご相談ってか、ご提案があったり?ありまくりだったり?」
「ボク、が絡んでる事自体が不幸の始まりだと思う。」
「そんな事言っちゃいやん!きっと白いボスさんは乗ると思うっぽ。」
そう言って渡された書類を見てみれば企画書だった。
うーんと、ハロウィンイベントの企画立案書?そっか、そんな時期だもんね。
去年は…ってか去年も職員全員が仮装して、駅構内を仕事してたんだけど
最近ちょっとマンネリ?とか思ってたのは確かだしねー。
どれどれって感じでパラパラめくってたんだけど、それは最初だけで
途中からすっごい真剣になって書類とにらめっこしちゃった。
「んふー、面白そうだと思いませんか?」
「これすっごく面白い!って実は営業とか企画も出来る人?
でも、この部分は流石にやりすぎだと思う。車両整備班に負担かけ過ぎ!」
「ノンノン!そこはグランパちゃまと話はついてるっぽ。
翌日が一斉の車両点検日だから、洗車もするし水性ならオッケーですよん。」
「うわー、そこまで段取りしちゃってるとか抜け目ない!
後、この命のかけらって…あぁ当日はBPじゃなくてこっちにするって事?」
「ですです!んで、翌日まで持ち越しちゃったお客様にはコレ…とか?
流石に人員的な問題もあるしー、全車両やっちゃうと死亡フラグ立つっぽ。」
「だよねー!で、ボク達が手の回らない時は…そっか!これなら良いよね。
でもノーマルにチャレンジ中の人はスーパーは無理、不公平は駄目。
イベントは全員が楽しまなきゃつまらない!」
「それについても…こんな感じで乗り切るとか?」
ボクの疑問に次から次へと書類を捲りながら説明をするに驚いた。
システム関係だけじゃなく、こーいう事も出来るなんて凄い!!
ホントの仲間達って多芸多才だと思う。
そのまま執務室に戻れば、ノボリもトレインから帰ってきてた。
ボクはから受け取った書類を見せてみたんだけど
「これは大変スーパーブラボー!な草案でございます!
実を申しますと、こちらの隠しイベント?の方とのバトルを望まれる声が
日に日に多くなっておりまして、対応に悩んでいたのです。」
「アノ事があってからここにいるってわかってるし、気持ちはわかる。
うん、これだったらバトルをしてもオッケーかもしんない。
でもね、マルチオンリーって事はパートナーはどーするの?」
「そこは臨機応変に?サブウェイマスターさん達でも、私でも?
誰と組んでも大丈夫だ、問題ないっぽ。」
「ですが、この草案にあの方々が賛成してくださいますでしょうか…」
「賛成させれば良いんですよん。そこはちゃんに任せてちょ!
後ね、衣装についてなんですけど…皆さんにはこんな感じでとか?
カミツレたんに相談したら任せてちょって言われたっぽ。」
ちょっと待って、カミツレも巻き込んじゃったの?
これってギアステだけじゃなく、ライモンシティを巻き込んだ
すっごいお祭り騒ぎになっちゃうかもしんない。
「ですが残念でございますねぇ…これだけド派手なイベントでございましたら
もう少し早ければ大々的に宣伝する事もできたでしょうに…」
「ある意味隠しイベント的な感じにすれば良いかもしんない。
イベントとは無関係で純粋にバトルを楽しみたい人もいる。
そういう人には仮装だけって感じで対応すればオッケー!」
「ふむふむー、そういう人もいる事を考えなくちゃ駄目だったっぽ。」
「その通りでございます。それで?こちらのイベントの宣伝はどの様に?」
「それは…「失礼するよボス達、書類を…」適任者キター!」
「あ、確かに適任者かもしんない…」
「で、ございますねぇ…」
「でそ?」
ボク達三人で、書類を手に執務室に入ってきたを見て納得した。
ならもっとすっごい提案をしてくるかもしんない。
当の本人はこの顔ぶれ…ってか、がいる事で嫌な予感がしてるのか
思いっきり眉間に皺を寄せちゃったし…
「さっさと退場したいのだけど…そうはさせてくれないんだろうね…
はまたとんでもねぇ事企んでるんじゃねぇだろうな?」
「たん、そんなに仏頂面してるとサラサラヘアからスキンヘッドになるお?
って冗談はおいといてー、ちょっと参謀さんのお知恵を拝借したいっぽ。」
ノボリがから受け取ったイベントの企画案をに見せたら
すっごい良い笑顔が返ってきて逆に不安になってきた。
それから二人でボソボソと話し始めたんだけど、その内容は…
「クダリ…私をみちづれにした事を少々後悔しております。」
「うん、ボクも!この先の事を考えると頭が痛いかもしんない。」
ボク達は人選を間違えたかもしんない。怖い、怖すぎるってば!
この二人、実はすっごい策士同士だったのを思い出したんだけど、遅すぎた!!
「こちら保全管理課のです。課長、書類の件で相談があります。
至急サブウェイマスター執務室までお願いします。以上!」
がずっと笑顔のまんまでインカムでを呼び出した。
そっか、まずはをみちづれにしてって事なんだろうな。
暫くしてツナギ姿のまんまのが作業室に入ってきた。
「失礼します、書類の相談と聞きましたが…って、違うようだな…」
とってば悪タイプです!って顔で笑ってるから怖い!
ボクもノボリも似たり寄ったりの顔してる様な気がするけどねー。
んで、さっそくイベントの話をしたら…悪タイプ追加決定!
ボク達もだけど、達ってホントにこーいう事が好きだよね。
「成程な…問題はあいつだろうが、バトル馬鹿だからノルだろうし
衣装なんかについては、どうせが丸め込むつもりなんだろう?」
「もっちのろーん!だってさ、このカミツレたんプレゼンツの衣装!
絶対似合うと思うっぽ。んで、達の衣装も以下同文!!」
「男なんざどうせ刺身のツマみてぇなモンだしな。
会場の飾り付けは…ゾロアークのイリュージョンでもかませば良いな。」
「トレイン内につきましては清掃員様方のご負担が大きくなりますので
過度な装飾は勘弁していただきとうございます。
ですが、それ以外のホームやエントランスにつきましては構いません。
思う存分ヤッチマイナー!で、ございますっ!!」
「あのね、トレーナーさん達の協力も必要。それはボクがやる。
シンゲンにも話して、てつどういん以外のトレーナーさん達の協力?
そんなのもゲットしてくるから任せて!」
「当日はギーマさんは無理だけど、私も参加するっぽ。
ついでにうちの可愛い天使にもコスプレさせちゃうもんね!!」
細かい打ち合わせをそれぞれにして、皆が部屋を出る時には
本格的にイベントの企画が決定しちゃったとか信じらんないんだけど!
本採用になった企画書を見ながら、ノボリが苦笑いをしてる。
「本当に、達が来てからは初めてな事ばかりでございます。
ですがそれらは私達では想像もつかない発想で新鮮でございますねぇ…」
「うん!特にイベント関係なんかは勉強になってるかもしんない。
これって、お客様もそうだけど職員達でも楽しめそうだし?」
コーヒーを入れて二人で飲みながら笑う。
この企画は職員同士の繋がり…特に他部署との連携も深まるだろうし
そういう意味ではお互いの交流に一役買うから良い事だらけだったりする。
「さてと…ボクはトレーナー統括部でシンゲン達に話してくる。」
「いってらっしゃいまし。私はその間総務部へ向かい必要経費や
人員調整につきましてを総務部長と話しておきます。」
コピーを取った書類を持って執務室を出る途中ハイタッチをして
ボクとノボリはそれぞれの場所へ向かう。
イベントも何でも楽しくなくちゃ、楽しまなきゃつまんないし
それは参加する方もだけど、開催側だって同じ。
皆でスマイルになれたら良いな、ハッピーになれればもっと良いな!