ハプニングは日常のスパイス

ハプニングは日常のスパイス



遅めの朝食を摂って、私とハイリンカーの君と君は
ギアステに並んで向かっていた。
途中、後ろからボス達が追いついて、一緒に向かう。

「えー!二人共の家に泊まったの?」

「はい、悪いですと断ったのですが…」

「俺達、歳下でも一応男なんだけどなー。あ、別に何も無かったですよ!」

「当たり前でございます!、貴女はおおらかすぎます。
もう少し女性として、危機感を持ってくださいまし!」

「世界は違えど同じギアステの職員助けるのが筋ってもんじゃないですか!
それにこんな年寄りを若い二人が相手にするわけないでしょう。」

…あれれ?ボス達に首を振られたし。
いや、何気に自分で年寄りって言って傷ついたけどさ。

構内に入って、職員専用のバトルフィールドには既に上司が待機していた。
なんだか晴れ晴れした顔をしてる所を見ると、合コンは成功したのかな?

「課長も主任もおはよーですよ。合コンはどーでしたか?
あ、こっちが昨日メールでお知らせしたハイリンカーさん達です。
君、君、コレがうちの上司の課長と主任ね。」

「コレとか言うんじゃねぇよ。っと、失礼。はじめまして、主任です。」

「取り敢えず、なんだか全員から連絡先はもらったぞ?
君と君か、俺がここの課長だ、よろしくな。」

うわー、相変わらずのもてっぷりだよね!
二人共いい歳なんだから、早く身を固めればいいのにねー。

「それじゃ、早速バトルを始めましょうか。審判は私がいたしましょう。」

「万が一を考えたら、二人一緒に戻ったほうがいい。
だから、マルチバトルでオッケー?」

その声に君と君が頷いてフィールドに立つ。
うちの上司達は思わず固まってお互いの顔を見る。うん、そうなると思う。
この二人、其々にシングルとダブルは凄いんだけどさ、マルチになったらダメ。
どの位ダメかって言うと、相手潰す前にお互いを潰し合う位。
いやー、ある意味見ものだよね!観念したみたいでフィールドに立った。

「課長…俺の子潰したら、俺がお前を潰すからな。」

「…偶然だな、俺も同じ事を言おうとしてたところだぞ?主任。」

「あのね、。あの二人はなんであんな事いってるの?」

私の横に白ボスがきて不思議そうな顔をして聞いてきた。

「そっか、ボス達は私とのマルチは知ってても、あの二人だけのマルチを
知らないんですよね。うん、ある意味凄い見ものですよー。」

フィールドでは審判役のノボリさんがバトルの説明を始めた。

「ルールはマルチでございますが、其々一体のポケモンのみ。
どちらかのポケモンが戦闘不能状態で勝敗を決定致します。それでは始め!」

合図とともにそれぞれがポケモンをフィールドに出す。

「ゴウカザル、任務開始!」

「頼みます、ユキメノコ!」

「ヒメグマ、君に決めたよ!」

「カイリュー、いっちょ行って来い!」

私とクダリさんは審判をしてるノボリさんの所に行って、バトル見学をする。
フィールドではそれぞれがお互いに指示を出して頑張ってるんだけどさ…

はすごいコンビネーション!でもさ…」

「えぇ、課長達は…お互いがシングルバトルをしているような?」

うん、その通りですよー。まだ潰しあってないだけマシでしょうね。
バトルの流れは完全に向こうのモノになっちゃってるよねー。

「取り敢えずはなんとかしねぇとマズイな。
ヒメグマ!カイリューを掴んでユキメノコに向かって地球投げ!」

「ちょ、お前!ったく、カイリューそのままユキメノコに炎パンチだ!」

「「「「マジ(で)(ですかっ)(なの)(でございますか)?!」

やった本人達と私以外がそう叫んでも仕方ないよね。
大体ちっちゃなヒメグマが、でっかいカイリューを掴んで投げるとか
普通は考えないでしょ?うん、考えられるわけがない。
驚いちゃって君の指示が遅れて、ユキメノコがモロに攻撃をくらった。
そのまま戦闘不能で倒れちゃったけど、カイリューのダメージも大きい。

「ゴウカザル、ヒメグマにきあいだま!」

これがヒメグマに直撃して、効果は抜群でヒメグマも戦闘不能になる。
現在フィールドに残ってるのは、ほぼ無傷のゴウカザルとダメージのある
カイリューなんだけど、どうなるかな?

「ゴウカザル、きあいだま!」

「カイリュー、流星群で決めるぞ!」

うわー、お互いがど本気の技でぶつかる。この勝負これで決まりそう。
フィールド内を爆風が包み込んで視界がきかなくなる。
勢いで飛ばされそうになったんだけど、ノボリさんに助けてもらった。

周囲のホコリが落ち着いてフィールドが見えてきた。
そこにはどっちも戦闘不能になって倒れている。
やっぱりカイリューのダメージは大きかったよねー。仕方ないわ。

「両者戦闘不能、この勝負引き分けでございます!。」

「うわー、なんだか凄く納得できない!
ヒメグマと地球投げとかなんだよ!ヤバイ…トラウマになり…」

「私もです。ですがバトルはとても楽しかったで…」

二人がそれぞれに握手を交わして感想を言いかけた時に光が包み始める。
どうやら、ミッションコンプリートできたみたいだね。良かった!

さん!色々有難うございました。一宿一飯の恩義は忘れません!
ノボリさんもクダリさんも皆さんもお元気で!」

「皆さんには色々とご迷惑かけてすみませんでした。
こちらに来る機会があった時は、私達が全力でお世話させてもらいますね。」

光が二人を包み切る前に大急ぎで挨拶を交わした。
更に光が強くなって二人の姿がフィールドから消える。
これがハイリンクかー、初めてみたかもしんない。

「ノボリの直感が当たって良かった!
でも、二人共マルチバトルは全然ダメ。みててハラハラしちゃった!」

「えぇ、私も審判ではございましたがお二人が負けると思っておりました。」

「それは正解だと思うぞ、俺も正直勝てるとは思わなかったしな。」

「俺もだよ。彼等のポケモンはよく育てられていたしね。」

「二人の子達だって同じでしょー、問題はトレーナーにありでしょうが!
正直いってあの子達が可愛そうだよ。マルチバトルなめんなよ!?」

「「…ハイ」」

反省の意味も込めて、二人には荒れたバトルフィールドを直してもらう。
用事が済んだ私と両ボスは地上に出る。

「さーてと、これからどーしよっかなー。アレだ、昼寝をしよう!」

、引き篭りよくない!ねぇねぇ、ボク達これからR-9の中に出来た
新しいカフェに行くんだけど、行かない?そこのパフェが美味しいんだって!」

カフェですと?パフェですとー?それはすっごく魅力的…
いやいや、昼寝だって魅力的だよ…うん。

「えぇ、なんでもパフェ自体にもかなりの種類を取り揃えてるらしいので
違う物を頼んで少しづつ分けてあって食べませんか?」

…さようなら、私のお昼寝タイム。睡眠欲は食欲に負けました。

「ボス達の奢りってんなら、是非とも行きたいですねー。」

「もっちろん!いくらでも、ボク女の子にお金払わせない。」

「たとえ事実であっても、その様な事を言っては行けませんよ?クダリ。
では、R-9に向けて出発進行でございます!」

何気にひっどい事言われた気がするんだけど、こーなったら一番高いパフェ頼む!
すっごい会計にしてやるから、覚悟しなさいよね。

ちょっとした不思議な出来事があったけど、こうやってまた日常に戻る。
そういう事を繰り返しながら、毎日が幸せだといいなぁ。
3個目のパフェを頬張りながらそんな事を改めて考えてみた。









嘆く声が聞こえた の誓狗様へ、相互記念品として押し付けました。
もうね、格好良い二人が別人…ごめんなさい、ごめんなさい…(土下座)
もっと当サイトの人物たちと絡ませたかった、でも私にはこれが限界でした。(遠い目)
誓狗様、この様な作品で良ければどうぞご笑納くださいませ。(平伏)