キリ番 9000
不思議な飴を食べてみた!
マルチトレインでボク達の前に現れたチャレンジャーを見て
ビックリしたのは仕方がないと思う。
「あの…失礼でございますが、トウヤ様とトウコ様で間違いございませんか?」
「「はいっ!」」
「ちょっと待って!あのね、ボク達の知ってるトウヤとトウコって
まだ未成年なんだけど、キミ達って…ボク達と同じ位の年だよね?」
「「はいっ!」」
駄目だ、ボクもノボリも混乱状態になったかもしんない。
目の前のトウヤとトウコって名前の人はどう見ても大人!
だけど、面影?そんなのがボク達の良く知ってる二人に似てる。
「うわー!ちょっとトウヤ、ノボリさんのこんな口パカっ状態とか
レアもレア!超レアだよ!!ちょっと私写メ取る!」
「トウコ、後でオレにも送れよ!
んで呆けてるお二人には申し訳ないんですが、いい加減バトルしませんか?」
「お待ちくださいまし!その口調はやはりトウヤ様とトウコ様で?
ですが、その姿は一体どうされたのでございますかっ?!」
「あー、話すと色々ありそうなんで…バトルしてからにしましょう!」
「どんなチャレンジャーも受け付けるのがバトルサブウェイですよね?
お二人共、私達のBPゲットの為にさっさとやられちゃってください!」
なんだかよくわかんないまんま出発進行しちゃったんだけど
バトルをして確信した!この二人はトウヤとトウコ、間違いない!!
結果はスーパーに通いつめてる二人なんだから、ノーマルで勝てるわけがない。
トウコの言った様にBP進呈する事になっちゃった!ちょっと悔しい!!
駅に着くまでの間二人から事情を聞いて、更に驚いたのは仕方がないと思う。
「不思議な飴…でございますか?」
「ですです。なんだか怪しい商人さん?そんな人からもらったんですよ。
ガラス瓶に赤い飴と青い飴が入ってて、青い方を二人で食べてみたら
なんだか知らないけど、こんな感じに大人になりました!」
「だから赤い方を食べると、きっとその逆だと思うんです。
先にそっちを食べなくて良かった!でも大人の私って結構美人かも?」
「それ自分で言うとか、どんだけ自信過剰なんだよ!
トウコが美人なら、オレだって結構イケてるはずだよな?」
外見で言えば黙っていれば確かに格好良い感じ?なんだけど
話してる事は全然変わってないから、すっごい違和感を感じる。
あ、ノボリの眉間に皺発見!これは二人共説教されるかもしんない。
「二人共行動が軽率すぎでございます!
その様な怪しい物を何故食べようと…いえ、実際に食べてしまったのですか!」
「「面白そうだったからでっす!」」
「貴方たちはっ!万が一危険な物…毒物であったらどうするのです!
知らない人から物をもらったりしてはいけないのでございますよ!!」
「「えー」」
「えー、ではございません!
よろしいですか?知らない人から物を貰う、知らない人についていく
これらは大変危険でございます!絶対にしてはいけません!!」
「「……」」
「返事が聞こえませんが?」
「「はーい…」」
「返事は、伸ばさず!短く!ハッキリと!でございます!!
そもそもお二人共反省されておりませんでしょう?
今回はその様な状態ですんでおりますが、次もそうだとは限らないのですよ?
もっと危機感を持って、軽はずみな行動はおやめくださいましっ!!」
「「はい…」」
そーいえば、トウヤもトウコもノボリのお説教モードは初めてかも?
二人共ノボリのイメージ崩れた!とか思っちゃうかもしんない。
でもこれがホントのノボリだしね!
「わかればよろしいのです!ところで、元に戻る方法は?」
「「わかりませんっ!」」
「ちょ、二人共わからないとか大変なのになんでそんなに平気なの?!」
「えー、別に困った事が特にないですしー。
そのうち戻るんじゃないかなって?それなら楽しんでおかなきゃですよね?」
「だよなー、そうだ!オレこの格好でさんとデートしたい!!
大人デート…うわー、それって何をどーすれば良いんだ?!
ノボリさん!大人なデートってどこに行って何するんですか?」
「へ?あぁそうでございますねぇ、まずはショッピングでも良いですし
先に軽く食事をしてから映画を見た後は…って、何を言わせるのですか!
ともかく、このままでは他の方々を混乱させてしまいます!
取り敢えずお二人とも執務室まで来てくださいまし
今後どうするかを、しっかりと考えた方がよろしいでしょう。」
列車が駅に着いて、そのままボク達は執務室に向かった。
並んで歩いてて気がついたんだけど、トウヤの身長ってボク達位?
まだまだ成長期とか、若いって凄い事なのかもしんないなー。
執務室に入れば、丁度保全管理課の皆も休憩中で集まってた。
トウヤとトウコを見て、あれ?って顔してボク達の紹介を待ってる?
「ただ今戻りました。あぁ…、貴方の知恵をお貸しくださいまし!」
「あ?それは別に構わないけど、後ろの方達はお客様ですか?」
「あのね、こっちの二人はトウヤとトウコ!」
「「「はぁ?!」」」
やっぱりこの位は驚くよねー、この反応が普通だよ!
ボク逹は三人に事情を説明したんだけど、すっごい勢いで笑われた!
…デスク叩いて笑うのは良いけど、天板が変形しそうだからやめようよ!
んで、トウヤとトウコも笑えるでしょう?なんていって一緒に笑ってるし…
ノボリの方をみたらすっごい眉間の皺発見!ボク知ーらないっ!
「笑い事ではございませんっ!
よろしいですか?この状況を戻す方法が未だにわかっていないのですよ?
この様な事が他の方、特にマスコミ方面の方々等に
バレたら、状況説明等どうなさるおつもりなのでございますかっ!!」
「「えー」」
「「「あー」」」
「皆様は危機感が足りませんっ!もっと真剣にこの現実を受け止めて
これからどうすれば良いのかを考えるべきでございましょう!?」
「「「「「はーい」」」」」
「返事は伸ばさないっ!!」
「「「「「…はい…」」」」」
あーノボリってば肩で息しちゃってるよ。
さっきから叫びっぱなし、怒鳴りっぱなし、怒りっぱなしだもんねー。
こー言う時は、何も言わない方が良い。だってとばっちり喰らいたくないもん。
がコーヒをノボリ渡して、背中を摩ってあげてるんだけど
それを見てトウヤがムッとした顔してる。ホントこういう所はまだまだ子供!
「さん、今のオレだと多分さん…いやノボリさん逹とかな?
同じ位の年だと思うんです。オレの事…その、…どう思います?」
「へ?あー、元からだけど、更にイケメンになっちゃったよね!
きっと女の子達が黙ってないと思うから、今のうちにボス逹に
あしらい方を教わっておいた方が良いと思うよ?
トウコちゃんもすっごく美人さんだよねー!
悪い虫がつかないように気をつけなきゃダメだよ?」
うわー、トウヤにすっごく同情しちゃう。
だっての答えってトウヤを男の人って見てない。
にとってはトウヤはどんな姿になってもトウヤなのかな?
結構イケメンだし、普通はときめいたりすると思うのはボクだけ?
ももトウヤの肩を叩いてなぐさめてるし、うん、その気持ちわかる!
「やっぱり赤と青の飴のうち、青を食べてこうなったのなら
赤を食べれば元に戻るって考えるのが普通だと思うぞ?」
「確かに…なんだかそんな漫画が昔あった様な気がするしね。
二人共、ちょっとその飴を見せてもらえるかな?」
の手に赤と青の飴の入ったガラス瓶が渡される。
外見だけみたらちょっと小さめの普通の飴?そんな風にしか見えない。
が赤い飴を取り出して照明に当てて見たりしてるけど
やっぱり見た感じじゃ問題がある様には見えないみたい。
「うん、外側から見るだけじゃ全然わからないね。
元に戻る方法で考えられるのはこの赤い飴なんだろうけど…おい、」
「なんじゃら…んがっ!」
目の前に翳した状態でを呼んだが、いきなりそれを指で弾いた。
んで、の返事をするのに開いた口の中に入っちゃった!
あ、喉が動いてるって事はもしかして飲み込んじゃった?!
「ちょ、何するの!味わう暇もなく飲み込んじゃったでしょー!!」
「ん?実験。」
「味わうとかそんな状況ではございませんでしょう!、ペッなさいまし!」
ノボリが慌てての傍に寄って、ハンカチを口元に出したんだけど
は一度口に入れたものは絶対出しません!とかどういう事なの?
「、ちょっとやりすぎだと思うぞ?」
「あ?俺は自分の身が一番可愛いからな、てめぇにすればよかったか?」
「奇遇だな、俺も自分が一番だ。」
とはそんな事言って頷き合ってるし…が二人といると苦労するって
ため息混じりに言ってた意味が、ちょっとだけわかったかもしんない。
「うー?…あ…あぁっ…やっだ…何?」
「?!」
が自分の身体を抱きしめたとたん、震えてバランスを崩した
慌ててノボリが支えたんだけど、なんだか身体が小さくなった?
ノボリの腕の中で震えが収まったを見てボク逹はビックリした。
作業服姿なんだけど微妙にサイズが大きい、髪型もくせっ毛なんだけど
長さも位しかないし、ウェーブも強い感じ。
いっつもクルクル変わる表情も普段よりずっと幼く見える。
「うわー、ちょっと変わっちゃった?!」
「おー、やっぱり赤い飴だと若返る?みてぇだな。」
「だな、この感じからしたら10年位若返ってるんじゃないのか?
、身体はなんともないのか?」
「今はね、だけどさっきまでは肉体改造を早送りされてる様な?
そんな感じでちょっとしんどかった…、後で殴らせてもらうかんね。」
「声も少々高めでございますね。大丈夫でございますか?」
へー、10年前のってこんな感じだったんだ、ちょっと可愛いかも?
ノボリが頭を撫でてるんだけど、無意識になんだろうな。
「きゃー!さんってば可愛すぎでしょー!!
背もちっちゃいし、すっごく華奢ってか細すぎ!お肌スベスベ!」
「かっ…可愛いっ…可愛い!可愛すぎるぅううう!!」
「おー、この体型だといつも以上に狭い所の仕事が楽かもしんない?」
「外見は変わられても仕事への情熱は変わらないのはブラボーでございます!
ですが方法がわかったのですから、三人とも早速元に戻ってくださいまし。」
「「「えー」」」
「…貴方逹はまだわからないのですかっ?!そこにお座りなさい!」
二度ある事は三度ある?ってか仏の顔も三度まで?
ノボリがこーなったら誰も止めらんない。もも笑ってるだけし。
ボクがどうにかすれば良いんだけど、丁度ダブルの待機要請きちゃったし?
そのまま執務室を出たけど、ノボリのお説教は外にまで聞こえてるよ!
でも、ボクは悪くないからね?
悪いのはあの飴だけど、ちょっと面白かった!
まだ残ってるみたいだから、今度コッソリ食べてみようかな?
勿論、ノボリには内緒だよ!!
キリ番9000をゲットしたのはアカシア様でした。おめでとうございます!
長編設定でサブマス、夢主逹、トウトウコンビが仲良くワイワイしてる話という
リクエストを受けて、ちょっとお遊び部分を入れて書いてみました。
不思議な飴の元ネタは有名な手塚治虫先生作、ふしぎなメルモです。
飴の効果も同様でミラクルキャンディーと呼ばれてたそうでございます。
こんな飴があったら、もっと色々できるんだろうけど
トウトウコンビだったら、まずはバトルだ!サブマス驚かすぜー!的ノリでしょう。(笑)
そして、ノボリさんのキャラ崩壊が凄すぎて…ホント申し訳ありません!(土下座)
お持ち帰りはアカシア様のみ可能でございます。
そしてリテイクはいつでも、何度でもお受けいたします!
この様な作品で宜しければ、どうぞご笑納くださいませ。
アカシア様、リクエストありがとうございました!(平伏)