-After Re:Sweet Mission-

After Re:Sweet Mission

その後のじゃないギアステーションにて


駅長さんとジュニア君がとんでもない置き土産をしたらしく
自分達の世界へ戻っていった後、こっちのギアステは大騒ぎになった。

『こちらノボリでございます。
お手すきの全職員にお願いがございます。ライモンシティ内のどこかに
別なハイリンク世界でのギアステ謹製のドーピングアイテムが隠されました。
こちら、特製で平常の物より効果が高いそうでございます。
皆様、今後の廃人生活の為、捜索にひた走ってくださいまし!』

『こちらクダリ。あのね、このアイテムの成分を解析したい。
そうすればボク達皆ハッピーになる。だからお願い、協力して?』

インカムから両ボスからのお願いが全職員に通達される。
まして廃人御用達の特製アイテムときたら、うちの職員達が動かないわけがない。
業務に支障のない面々はそれぞれライモンシティを駆け回った。
そして、無事に隠されたアイテムを全部みつけて回収する事ができたんだ。
それも、かなりの人数が搜索にあたったにも関わらず、2名でだ。
そのうちの一名は、今、応接スペースのソファーでぐったりしてる。

「方向音痴に付加価値がついてるとは思わなかったな。」

そう、見つけたのはカズマサと
二人は職員の制止を振り切って、外に飛び出していった。
それぞれに全部見つけたのはたいしたもんだがな、その後で
結局は他の職員が、こいつらを回収する羽目になったのはいただけない。

「なんにせよ、無事に回収できてなによりでございます!
、お疲れ様でございました。駅長様よりいただいたフィナンシェを
切り分けさせていただきましたので、皆で食べましょう?」

こういう菓子類を取り分けるのはなぜか黒ボスの役目になってる。
俺等もそれぞれに応接スペースに移動して食べ始めた。

「うわーい!すっごい、このしっとり感とかどーやってるの?!」

「これは…手作りならではの味わいですが、お店で出しても良いレベル。
駅長様にこの様な特技があるとは…」

「ホワイトチョコとのバランスとかすっごい!」

確かに、甘い物をあまり食わない俺でもこれは美味いと思う。

「…課長、悪いんだけど暫く有給取らせてもらうよ。」

「なんだ、どうしたんだ?」

俺が声をかけるや、いきなりは立ち上がった。

「この食感、材料の配合、焼き具合どれをとっても凄いんだよ!
だからちょっとハイリンクして、レシピをもらってくる。」

「はぁ?!そんな事に有給の許可なんかだせるわけないだろう!
そもそも、そう簡単にハイリンクの扉が都合よく開かないだろうが
今、このクソ忙しい状況で何日も休まれてみろ!
業務が滞るのが目に見えてるのが、わからないお前じゃないよな?!」

不味い…の甘味魂に火が付いた。
こいつは甘味に関することには一切妥協をしないんだよ!
だが、俺の言葉に考え直したらしい。
ソファーに座りなおして、ガックリと肩を落としてる。

「確かに…そう何日も仕事は休めねぇな…
おい、。てめぇ、さっき駅長と一緒に酒でも飲みたいって言ったな?」

何をいきなり言い出してるんだ?
確かに、駅長さんが見た目と実年齢が違うって話を聞いて
俺等と同じ人間がいるとは思わなかったから、酒でも飲みながら話したいとは言った。
その通りだったから俺が頷くと、は今度はに訪ねた。

「てめぇは花束を渡してくれたソーナンスにお礼がしたい…言ったよな?」

「あ、うん。ポフィンとポロックとポフレの詰め合わせでも
あげたら喜んでくれるかなぁって、でもそれがどうしたの?」

、ギラティナに頼んで反転世界に俺らを入れろ。
後、アルセウスに頼んで歪みの修正をさせろ。
はディアルガに頼んで時間軸を調整してもらえ。
俺はパルキアに亜空切断させて、あっちの世界に繋げる。」

「「はぁ?!」」

「俺のレシピ強化の為だ、使えるモンは神様だって使わせてもらう!」

前言撤回、コイツは全く諦めてなかった!
ボールホルダーに手をかけて、この場でパルキアを出そうとする
を必死で止めて、考え直すようにと両ボスと
に色々言ってるんだが、俺は止めれる気がしないから参加しないぞ。

まぁ実際、駅長さんやジュニア君達とはもっとゆっくりと
話をしてみたいとは思ってるが、それは今じゃなくても良いだろう?

俺は、ジュニア君の持ってきた菓子類の中から
ポッキーを取り出して、一口食べる。
あー、これって実はウィスキーともあうんだよなぁ…

「ちょ、何食べてんのー!
駄目!これは私がゆっくり味わうんだからね!!」

「ケチくさい事言うな。これだけあるんだから少し位俺にも食わせろ」


それを見つけて、が怒ってすっ飛んできたが
後ろで、同じ様にボス達も食ってるんだからな。

なんにせよ、全てはあの二人にいいように引っ掻き回されたんだろうなぁ。