11月11日はポッキー、プリッツの日!
バトルサブウェイ流ポッキーの日 2015
注意!:バトルサブウェイ流ポッキーの日、逆襲のサブウェイマスター達と話がリンクしてます。
11月11日はポッキーとプリッツの日!
去年と一昨年は大変な目にあったから、今年は大人しくしてるつもり。
ダブルトレインを降りて執務室に戻れば、ノボリが書類を見ながら手を挙げる
帽子とコートをハンガーにかけて、向い合わせになったデスクに戻ってから
ボクも書類に目を通す。事務仕事って苦手だけどボクの代わりはいないし?
「お疲れ様でございました、売店の方はどうでございました。」
「あのね、ポッキーとプリッツとFranの量はいつもと変わんない。
仕事場の方にも寄ってみたんだけど、しかいなかった!
予定表を見たら、すっごい一杯仕事が入ってたから今年は安心かも?」
「それは良うございました!今から受け取った本日の計画書を見ましたが
とてもではございませんが、例のアレをする余裕は無さそうでございます。」
「今年は大丈夫かもしんない?」
「で、ございます!」
きっとボク達は同じ顔で笑ってると思う。
ボク達はサブウェイマスター!同じ攻撃は通用しないしさせるつもりも無い。
「利益を追求するなら、むしろ私達が提案すべきなのでございましょうが…」
「あのね、女の人が前よりは苦手じゃなくなったみたいだけど、ノボリできる?
ボクは出来なくはないけど本音を言えば絶対したくない!」
「勘弁してくださいまし…」
あー、ノボリってばウンザリした顔してデスクに突っ伏しちゃった。
その気持ちすっごくわかる!ボクも行儀悪いけど同じ姿勢になる。
スーパーに関してはボク達は制約が無いから負けないし大丈夫だけどノーマルは
ボク達は本気を出せないから撃破される事だってある。
勝者の特典のポッキーゲームを希望するのは女の人が多いけど、男の人もいる。
色々ツッコミを入れたいけど、負けたボク達に拒否権は無いのが辛い!!
去年はととなんでかアノ従兄弟達まで駆り出されたんだけど
結局負け知らずでボク達だけが大変な思いをした。すっごく理不尽だった!
あの後でボクとノボリは来年は大人しくしてようねって誓い合ったんだ。
「期待してるお客さまもいるかもしんない。でもそーいう人には誠心誠意の
すっごいバトルでおもてなしすれば良いと思う。」
「えぇ、私達は最終目標のラスボスであって客寄せではございませんから!」
突っ伏したままで腕を伸ばしてお互いの拳をコツンと合わせる。
いつもよりお客様が多いから忙しいけど、余裕が無いなんて見られたくない
でもここにはノボリしかいない。二人きりだからこの位許されると思う。
何とか午前中のバトルを乗り切って、ちょっと遅れたけど食堂でランチを取れば
なんだか職員の何人かが腕章の下にもう一つ赤い腕章をつけていた。
「ノボリ、アレって何か聞いてる?」
「いえ、クダリも聞いて無いのでございますか?」
「うん、あの腕章をつけてる人達って全員バトルトレインのトレーナー職員。
なんだろう…すっごく嫌な予感がするかもしんない。」
「ですが、あちらをご覧下さいまし。クラウドやラムセス…それに他の何名かの
バトルトレーナーの方達はつけておりません。ですが気になるのは確かですね
すみませんラムセス!あぁ、私がそちらに向かいますので!!」
特Aランチのプレートをテーブルに置いた後、ラムセスの席に向かってから
ノボリは色々と聞き始めたみたい。隣にいるクラウドも一緒に話してるけど
その顔からは別に何も感じない。ボクの気のせいなのかな…?
その後も少し話をしてからノボリが戻ってきた。
あの腕章は今季のベースアップ対象者らしい。そう言えばそんな時期だった!
そっか、だから評価するラムセスやクラウドは腕章をしてないんだ。
「あはは!ボク達ってばちょっと神経質になってるかもしんない?」
「ふふっ、相手はでございますし?」
だよねー!ってノボリと笑いあう
こんなちょっとの変化にピリピリしちゃうとか恥ずかしいかもしんない。
何時までもこんな事ばっかり考えてちゃ駄目、気持ちを切り替えなきゃ!
いつもより多いお客様にテンションが上がったまま、かなり遅れた午後休憩
その時はきた。
一斉放送を告げるチャイムの後広報のアナウンス担当の職員の声が響いた。
『 いつもバトルトレインのご乗車、誠に有難うございます。
本日、只今より皆様のご愛顧にお応えすべく、ゲリライベントを開催いたします。
只今の受付より、各スーパーのバトルにおいて勝利したお客様に限りですが
本日のポッキー、プリッツの日と連動いたしまして、車輌内限定でございますが
サブウェイマスター及びバトルトレーナーとのポッキーゲームを行える権利が
勝者の皆様にはバトルポイントの他に与えられます。
対象のトレーナーは赤い腕章をつけておりますのでそれ以外のトレーナーとは
ご遠慮頂ける様お願いいたします。
尚去年同様ポッキー、プリッツの他にFranでの参加も可能となっておりますが
各ステーションの売店の在庫には限りがございますのでご希望される方々は
お早目のご購入をされるか、ご自分で準備して下さいますようお願いします。
それでは皆様のチャレンジを職員一同心よりお待ち申し上げております。』
飲みかけのコーヒーを吹き出しそうになったボク達は悪くない!
ちょっと待って、今年はボク達何もしてない!ってか対象がボク達以外も?!
「私達は部下にまんまと騙された…そういう事でございますねぇ…」
「ノボリ、遠い目しないで!現実逃避しても何も解決なんてしない!!
つまりはこれはボク達以外の皆がグルになってるって事なの?信じらんない!!」
「現実逃避ではございません、ありのままに全て受け入れたのでございます。
えぇ、少しも寒く…怖くないわでやがります。どうにでもなれ!でございます。
それに今年はスーパーだけの様でございますから、私達が負けるとでも?」
ノボリの顔が怖くてまともに見てらんない!すっごい悪人顔!!
確かに放送ではスーパー限定だって言ってた。つまり手加減なんて必要無い
「ボク達はサブウェイマスター、制約の無いトレインで負けたら駄目。
負けるつもりもない。だからすっごいバトルをして見せる!!」
「目指すは勝利、出発進行!でございます!!」
「ノボリ、それボクのセリフ!!」
そんな事を言い合ってたらインカムに早速要請が飛び込んできた。
この分だと今年もすっごい利潤アップになるかもしんない。それは良い事!
やるって決まっちゃったんだから今更何を言っても遅いし、男らしくないし?
覚悟を決めて執務室を出て、二人でエントランスに向かうと向こう側から
とがやってきた。腕にはさっき食堂でみた赤い腕章がついてる。
「ボス達、早速の呼び出しお疲れさまです。二人はマルチでしたよね?」
「えぇ、お二人がここにいらっしゃるという事はもしかして…」
「ダブルとシングルの助っ人だよ。もっとも負けるつもりはないけど?」
二人が通常運行で笑っちゃったけど、問題はソコじゃない!
「ちょっと待って、二人共今日はすっごく色々スケジュール詰まってなかった?
それにその腕章してるって事は今年もポッキーゲームの相手になるって事?」
「今年は私達はになにもしておりません。あんまりでございます!」
あんまりにも普通にしてるからちょっとムカついたボクは悪くないと思う。
だって今回は完全にボク達被害者。少しくらいなら文句を言っても良いはず!
ボク達の怒りなんてどこ吹く風って感じで笑ってるけど、二人も共犯者なの?
「それは午前中で全部終わらせました。それじゃなきゃ筋が通らないでしょう?
バトルの方は、まぁ要は負けなければ良いんだから問題はないでしょう。」
「だね、むしろ今年はボス達や俺達じゃなくメインは他の連中だろうし?」
「「 え?」」
思わずノボリと同時に聞き返しちゃったら、もっと二人が笑いだした。
そー言えば今回は他のトレーナーの職員達も対象になってたっけ…
意味が分かんなく二人で首を傾げてたら、がニヤリと笑ってから
「実は去年一部のお客様から聞かれたんですよ。
サブウェイマスターと俺等以外とは駄目なのか?って…言われてみればなぁ?」
「ふふっ、お客様のお目当ては両ボスだけじゃないらしいよ?」
がクスクス笑っているけど、その笑顔がちょっと怖いかもしんない。
だってすっごく楽しそう。それはもなんだけどね!
二人の顔を見比べながらノボリが首を傾げてるんだけど、わかってない!
「あのねノボリ、つまりお客様の中には職員の誰かとポッキーゲームをしたい
そう思ってる人がいるって事!そーいう事でしょ?」
二人の笑いが一層深くなってからやっとノボリが納得したみたいで手を叩いた
気遣いができるクセにそーいう所が察せないってのはダメだと思う。
奥手っていうか朴念仁ってやつだよね!
「成程、それは素晴らしい!ブラーボーな企画でございます!!」
「あのね、の言ってるそのお客様って誰が目当てなの?駅員??」
「それはプライバシーに関する事だからお答えはできません。
でも、きっと同じ事を思ってるお客様は多いと思うんです。皆さん素敵ですしね
ただし、恋人やパートナーがいる人とは諦めてもらうしかありません。」
だから目印の赤い腕章なんだ!確かに恋人がいる職員がそんな事したら大変。
そんな事で二人の間が気まずくなるとか許される事じゃない。
職員達の恋愛事情なんてボク達は知らないけど、皆素敵な人達ばかり!
でもバトル廃人、プライベートが充実すればもっと良いバトルができるかもだし
これはよい切欠になるかもしんない。うん、なんだかワクワクしてきた!
それからは終業時間になるまで沢山すっごいバトルをした!
勝敗?ボク達が負けるワケ無い!ボクもノボリも完全勝利だった。
次の日、他の皆はどーなったのか気になってトレナー統括部に行ってみたら
カズマサとかキャメロンがなんだか気持ち悪い事になってて驚いた。
「ボク、もうお婿に行けないですーっ!」
「カズマサハ良イデショ!オレナンテ幼稚園児ノ子ダッタンダヨ!
ジュンサーサンニ捕マッチャウナンテ嫌ダヨー!」
「二人はまだ良いだろ。ぼくは山男だったんだな…。」
どんよりしちゃってる二人の前で遠い目をしてるトトメスの事はそっとしておく
うん、こーいう時何て声かけて良いかわかんない!
執務室に戻ればノボリがニコニコしてたからどーしたの?って聞いたら
バトルトレーナーの中で、何人かお客様とお付き合いを始めたっぽい
公私混同をしなきゃ別にオッケー!だけど皆その辺はちゃんとしてるから大丈夫
「そーいえばとはどうなったんだろ?」
「そんな事言わなくてもわかりきっておりますでしょう?
今回の企画は言い出したのは達でございますが、取り仕切ったのは別で
なんと総務部長、シンゲン、クラウド、ラムセスの既婚者組だった様ですよ?
出会いの無い独身者達の為に一肌脱いだそうでございますが、そこは…ねぇ?」
「ボク達には大きなお世話だけど、感謝する人もいるかもしんない。」
「えぇ、ですがこれに味をしめた彼等がこのイベントを恒例にするのでは?
流石にそれはちょっとと思うのでございますが…」
「でも、結果として形を残しちゃってる。」
書類を見ながら溜息をついても仕方ない。この書類昨日の数字が出てる。
去年も凄かったけど、今年は更に凄かったとか信じらんない!
達だけでも大変だったのに、部長さん達まで相手にしなきゃなんないとか
考えただけでカミツレじゃないけどクラクラしちゃう!
直接的じゃないけど、今年もまたやられちゃったのが悔しい。
来年は…来年こそはって思ったボクもノボリも間違ってはいないと思うけど
どー考えても無理かもって実はちょっと思ってる。
やられっぱなしで悔しいから、いつか絶対すっごい仕返ししてみせる!