11月11日はポッキーの日!
バトルサブウェイ流ポッキーの日
事務室での書類整理の手を止めて、私はまじまじと両ボスを見た。
「えーっと、耳がおかしくなったのかな?
すみませんが両ボス、私に理解出来る様に説明してもらえますか?」
私の眉間には今くーっきりと皺が寄っているはずだ。
ぶっちゃけよう、色々やる事を見つけて、アレコレ手をつけたから。
なので、色々と作業日程がつまりに詰まっているんだよねー。
まぁ、自業自得なんだけどさ!
「だからね、今日は11月11日でポッキーの日!
ボク、とポッキーゲームしたい。はイヤ?」
「甘いものがお好みでございません様なら、プリッツもご用意してございます。
私達はどちらでも構いませんよ?」
白ボスだけならともかく、黒ボスも一緒にノってるんですか!
「…お二人共、暇なんですか?」
私の問いかけにほぼ同時のタイミングで二人が頷いた。
あー、そうですか。暇なんですか…よろしい、ならば忙しくしてあげましょう。
「つまりはボス達は暇だからなんですよね?
んで、今日がたまたまポッキーの日だから、それに引っ掛けたんですよね?
つまり、バトルもポッキーゲームもどっちも出来れば文句無いんですね?」
この問にも同時に頷いた。
言質は取りましたからね、後悔したって遅いですからね!
私は無言でインカムの通話をonにした。
「こちら保全課のですー。
シンゲンさん他バトルトレーナーの皆さーん、ボス達が暇そうなんで
これからゲリライベントしませんか?
うまくいけば、集客率アップ、ついでに購買部の売上もアップ
そして、ボス達にも良いお相手が見つかるかもしれませんよー。」
「、何を言って「うっさい、黙ってろ!」うわ、怖っ!」
白ボスの言葉を切り捨てて、私が出した提案って言うのは、
今日のポッキーの日を記念して、スーパー系のトレインにて
最終車両のボス達を撃破したチャレンジャーさん達は
サブウェイマスターとポッキーゲームが出来る権利が与えられるってモノだ。
『大スキナ 車両ガ 沢山運行スルナラ 大歓迎デス。
早速、放送デ 連絡シマスネ。』
流石シンゲンさん、電車愛が半端ないですよね!
『そんなにボス達が暇だって言うなら仕方ないのさ、
こっちは全然暇じゃないけど、つきあってあげようじゃないか。』
ラムセスさんもノリが良いから賛成してくれると思ったよ!
そして、クラウドさんは言うまでもなく
『そら、おもろいわ!ボス達、気張って出会いを作ったるから
良いコがおったら、全速前進しぃや!』
反対するわけがない!
ボス達が慌てて止めようとしてるけど、もう遅いもんねー。
ステーションの一斉放送がイベントの告知を伝える。
『いつもバトルトレインのご乗車、誠にありがとうございます。
本日、只今より皆様のご愛顧にお応えすべく、ゲリライベントを開催します。
ただ今の受付より、各スーパーの最終車両を撃破されたお客様に限り、
本日のポッキーの日と連動し、車両内限定ではございますが
サブウェイマスターとポッキーゲームを行える権利が与えられます。
尚、当方にてポッキー、プリッツはご用意しておりませんので
大変申し訳ありませんが、各自のご用意をお願いします。
ちなみに、各ステーションの売店にてどちらもご用意はしておりますが、
数に限りがございますので、チャレンジを希望するトレーナー様は
お早めのご購入ををお勧めいたします。
それでは、皆様のチャレンジを職員一同心よりお待ち申し上げております。』
広報部、マジで仕事が早いわー。
もう、こうなったら逃げられないんだからねー。しーらないっと。
「ひどい!ボク達ちょっと冗談のつもりで言ったのに!!」
「暇つぶしの相手をするなんて、まっぴらゴメンです。
ホラ、早速待機要請がきてますよ、暇が潰れてよかったじゃないですか。」
書類作成の手を止めないで、白ボスの文句も左から右へと流すもんね!
そんな私の態度に諦めたんでしょう。黒ボスがため息をついた。
「クダリ、スーパーにてのバトルが増えるので良しと致しましょう。
ですが、私達を撃破させることだけは断固として阻止いたしますからね!」
「えー、そんなバトルじゃつまらないでしょうに。
いっその事、そういう出会いで恋の花でもパッと咲かせれば良いのに。」
「ノボリ、そんな出会いはボク望んでない。だからすっごいバトルする!
、仕事が終わったら覚えておいてね!」
「えぇ、私もスタートからど本気で参らせていただきます。
、帰ってきたらじっくりお話をいたしましょうね?」
再度インカムからボス達への待機要請の放送が流れて
ボス達は慌ててそれぞれのトレインホームへ向かった。
これで、ゆっくりと仕事に集中できるってもんですよ。さぁ、頑張ろ!
それから、最終運行の列車までにボス達が執務室へ戻ってくる事は無かった。
ボス達を撃破して、ポッキーゲームをしたチャレンジャーがいたのかは
私は自分の仕事が終わったら、さっさと帰ったんで知りませんよ?