2014 White Day------愛をこめて、この花を。

2014 White Day

愛をこめて、この花を。



まもなく就業時間も終わる時間帯のサブウェイマスターの執務室は
ちょっとした混乱状態に陥っています。
そして、私の頭の中も混乱状態に陥っています。
この状況をどうしろと?無理ったら無理!解決法があるなら教えてプリーズ!

?」

今現在私をがっちりとホールドして、膝の上に抱えているのは
白金の髪と赤眼のすっごい美形です。直視?出来る訳ありませんよー。

「フフッ、その様に緊張されなくても宜しいですよ?
我等は、と共にいるだけで、僥倖なのですから。」

私の頬を撫でるそのお隣さんも、白髪に金眼の…これまた美形さんとか
鼻血を出してぶっ倒れないだけでも褒めて欲しいよ。
ここにちゃんがいたら絶対悶えまくるんだろうな。
むしろいなくて正解、うん。

だけどさ、この状況をどうして誰も助けてくれないの?
つーか、何も言わないとか何?放置プレイもここまでくれば虐めだぞー。
虐め駄目絶対!だから、誰でもいいから早く助けて!
そういう目で事務スペースを見れば、はまるっと無視で
黙々と仕事をしてるし、ボス達はチラチラ見てるんだけど
私と目が合えばすぐに逸らしちゃうし…そろそろ泣いてもいいかな?

もう、どうしようって時に執務室のドアがノックもなくいきなり開いた。

「Hello!そろそろ仕事が終わる?遊びに来たヨ!
Wow!何してるノ?!そのCrazyな男達は誰ナノ?」

「…この状況はどういう事デスカ?、説明しなサイ。」

うわーい、さらにカオスにする人物登場!
ってか、インゴさんとエメットさん…ニンバサシティのギアステって
そんなに暇なの?休みがあり過ぎ…でもないのか…
うちのボス達が休まなすぎなだけだもんね、でも他に行く所ないの?
イケメン独身男達が休みの度に従兄弟の所にくるなんて変だよ?
ここにちゃんがいたら、薄い本のネタがキタ――(゚∀゚)――!!って
叫びまくると思うよ?マジでいなくて大正解だね、うん。

「ご指名に預かり光栄です…じゃねぇよ。
何も言いたくねぇんだが、あの連中は旧知の仲…って言っていいのか?でな。」

「仕方がないだろう?この姿はともかく、俺等は知ってるんだからな。
インゴ、エメット、その二人って言えばいいのか?は人間じゃない。」

「「What?」」

の戸惑いとの言葉に、二人がそういうのも無理ないよねー。
私も最初に見た時は、何がどうしてどうなってるのー!って叫んだもん。
うわー、インゴさんとエメットさんがすっごい目で睨みつけてるよ。
防御が下がりまくりそうだからやめて欲しいです。

「二人共、そういう風になる気持ちはボク達もわかる。
でも、ここでバトルするのだけはやめて?全員無事じゃ済まなくなる。」

「えぇ、後は信じられなくて放心しても放置いたしますからね。
そちらの方々…と言ってもよろしいのでしょうか…はの手持ち。
アルセウスとギラティナでございます。」

「「 Really?!」」

同じ声色で同じ目の開き具合で驚く双子の神秘に、私がそう言いたいよ。
でも、ホントにそう言うしかないよねー。
ここにちゃんがいて、この事実を知ったら…めんどいから以下省略。

「Precisely、その通りだ。
いきなり執務室の空気が妙に震えたかと思ったら、そこの鏡の中から
こいつらが出てきたんだ。ったく、揃って擬人化とか勘弁しろ。
そもそも、てめぇらがそんな事出来るなんざ知らされてねぇぞ!」

「不要な事を我は言わぬ。」

「其方は言葉が不足しております。、我等は神ポケモンと呼ばれる身
出来ぬ事など存在いたしませぬ故言う必要も無いかと。」

「お前ら少し落ち着け、アルセウスとギラティナは先月のバレンタインデーの
お返しをするのに、今日…まぁ、ホワイトデーだな。に、こっちに来たんだ。」

一触即発の危険が危ない状況を宥めようと説明しながら、
は私の髪に飾られた綺麗なピンク色した花を指さした。

「Hmm…グラシデア…」

「Ahー、Birthdayとか記念日?に送る花ダヨネ?
Valentine Dayに、ボク達の誘いを蹴ったのはアルセウスとギラティナの為?
デモ、お返しって何?」

「俺等の所では、バレンタインデーのお返しをする日が一ヶ月後にあってな
それはこいつらも知ってたみたいで、こうやって来たらしいぞ?」

うん、私もそれを知って凄く嬉しかった。
ただ、お返しをしてくれた相手がこの姿だってのが計算外っての?
元の姿だったら、全力で抱きしめてほっぺチュー位はしてるね!

「彼等の特性はPressureデスネ。流石神ポケモン…ですが
が緊張してしまってオリマス。離していただきマショウカ。」

「ちょ、インゴ!神ポケモンに喧嘩売るとかやめて。」

「お黙りナサイ。ワタクシは自分のしたい事をいたしマス。
用件は済んだのデショウ?デハ、元の世界へお帰りナサイ。」

ホントに白ボスの言う通りですってば、何ボールホルダーに手をかけてるの?
インゴさん、マジで喧嘩売ろうとしてるとか勘弁してくださいってば!

「我が主の言葉以外に従う義務は無い。」

膝の上から私をおろして、ギラティナはソファーから立ち上がり
インゴさんの目の前に立つ。うわわ、何気に身長がインゴさん達より高い?
ってか、売られた喧嘩は買うぜー状態とか駄目だってば。

「我等の主は、。我等が従うは、のみ。」

続いてアルセウスも立ち上がって威嚇とかしない!
神様ポケモンが揃いも揃ってそんな狭い心でどーすんのよ!

「目と目が合えばポケモンバトル?宜しい、受けてたちマス。」

「それにはボクも賛成するヨ。
大体、キミ達はポケモンなんだヨ?はMaster。
そんな姿になる必要は無いヨネ?一体、何をしたいのカナ?」

あ、それは私も聞きたかったかもしんない。
だって、ギラティナもアルセウスも現れた途端に私の髪に花を飾ってから
ずーっとさっきの状態で何も言ってくれなかったんだもん。
この気まずい状況を打破するには、私がなにか言った方が良いかも?

「ギラティナ、アルセウス、バトルは駄目だよ?
それと教えて、このグラシデアはすっごく嬉しい。でもどうしてその姿なの?」

間に立つようにして、私はギラティナに向かい合うようにして聞いてみる。
一瞬、ギラティナの瞳が揺れてそのまま抱きしめられた。
後ろでインゴさん達の殺気が凄い気がするけど、今はこっちのが大事。

「ギラティナ?」

「我が元の姿のまま現れれば、この世に歪みが生じるやもしれぬ。
だが、人型を取れば僅かな時だがその心配は不要。
我が君…我はどうしてもこの想いを伝えたかった…。
我が君と共にある事を如何に喜んでいるか、この時が何程貴重であるか。」

あぁ、そうだった…姿は変わってもギラティナはギラティナだ。
私の大事なポケモン、大切な仲間で家族だ。
抱きしめてくれるギラティナの背中に両手を回して、私も抱きしめる。

「それは私も同じだよ?貴方達が私を助けてくれた、救ってくれた。
貴方達が好き。大切で大好きだよ。私も同じ気持ち。」

、我もおりますよ?
愛し子よ、この世の全ての我が生みしもの逹は其方を愛しております。」

アルセウスが私に両腕を広げてるので、ギラティナから離れて抱きつく。
柔らかく抱きしめられた後、私の髪に飾られた花へ綺麗な唇が寄せられた。

「このグラシデアは我等の力で色褪せる事はありません。
我等の想いはこの花と共に、永久に其方と有り続けるでしょう。」

「アルセウスにはいっぱい迷惑かけちゃってごめんね。
それでも、そう思ってくれて嬉しい。私も貴方達への想いは変わらない。
それは私の身体が滅んでも、貴方達と一緒に有り続けると思うよ。」

「…今はその言の葉で十分…」

「えぇ、の言の葉はなんと我等に心地良いことか!
あぁ…そろそろ戻らねばなりませぬ…。、我等は其方と共にあります。
我等の力を欲する時、名を呼びさえすれば馳せ参じましょう。」

別れを惜しむ様にそれぞれに抱きしめられた後、アルセウスとギラティナは
最初に現れた時と同じ様に鏡の中へと入って帰ってしまった。

今は何の変哲もない鏡にそっと手を触れる
鏡に映った私の髪には、グラシデアの花が萎れる事なく咲き続けていた。




    ── 愛をこめて、この花を ──

(「何コレ、愛の告白ナノ?」「非常に不愉快デスネ。」
「二人共、相手は神と言えどもポケモンでございます。」
「うん、人の姿になっても本質は変わんない。」
「…ボソボソ…(、シンオウの昔話って覚えてるか?連中には教えないけど…)」
「…ボソボソ…(ポケモンと人との婚姻話だろ?俺も教えねぇぞ!)」)










当作品のお持ち帰りはリクエストしてくださった方のみですので
どうぞご了承の程、お願いいたします。

バレンタイン企画に参加いただいたゆうき様へのサプライズ企画リクエスト作品です。
バレンタインの続きで、こんどはポケモン擬人化して対面&対決(?)です。
映画ネタを入れるなら、ここでお返しはあの花しか無いでしょう!って事で
ギラティナさん達が贈った花はグラシデア…ずっとグラデシアと思ってたのは内緒w
神様ポケモン達はシンオウ出身なので、ホワイトデーの習慣も知ってます。
うちのギラティナさんは、外の世界に興味津々なので問題なしです。
2体の擬人化が超絶美形なのは王道ですよね?
もっとマスボスと絡ませたかったのですが、そうなるとホワイトデーがどこかに行っちゃう
それは流石に本末転倒なので、諦めさせていただきました。(ガックリ orz)
リテイクはいつでも受け付けておりますよー!
このような作品になりましたが、どうぞご笑納くださいませ。

ゆうき様、企画参加本当に有難うございました!
また何かありましたら、どうぞ参加してくださいませ。(平伏)