2014 White Day
Pillow Talk は終わらない。
※注意※
現地での話の為インゴさんの会話文が普段の表記とは異なっております。
許せない、ダメだわー、と言う方はブラウザを閉じてお戻りください。
久しぶりの休日に、朝寝坊はいつもの事なんだけど
今日はそういうわけにはいかない。
バレンタインをすっかり忘れちゃって、イッシュに出張?しちゃったけど
インゴさんはしっかり覚えていて、ドレスとかプレゼントしてくれた。
これは、ホントは逆だけど私がホワイトデーのお返しをするしかないでしょう!
今日の夕食は頑張ってご馳走つくるんだって
昨日の夜から仕込んでおいたから、後は色々と始めないとならない。
重だるい腰を摩りながら、インゴさんの腕から抜け出そうとしてるけど
ガッチリとホールドされて、寝返りすらうてないとか…。
「…、どうしました?まだ早いので、もう少し眠りなさい。」
起きたばかりの少し掠れたインゴさんの声がダイレクトに耳に響いて
私の鼓動が早くなる。
ギアステーションの性的大魔王なんて言われてるみたいだけど
それが本当なんだから始末に負えません!
「?」
さっきより少しはっきりした声で名前を呼ばれる。
ここはもう一刻も早く、そばを離れないと心臓がもたない。
「ちょっと目が覚めちゃったんで、起きますね。
インゴさんは疲れているんだから、もう少し寝てて…って、うわわ!」
最後まで話す事もさせてくれないで、起き上がりかけた身体を引き寄せられる。
昨夜、そのまま眠ってしまったのでお互いの素肌が触れ合って
私の鼓動はさらに早くなる。
お互いの身体をピッタリとつけて、インゴさんはクスリと笑った。
「、昨夜なにやら私に隠れてやってらっしゃいましたよね?
白状してしまわなければ、このまま貴女を愛します。」
「ちょっと待って下さい、もう朝ですよ?何考えてるんですか!」
そのまま、インゴさんの手が私の身体を撫であげる感覚を
なんとか我慢して声を振り絞るけれど、私のその行動にすら
インゴさんのアイスブルーの瞳が綺麗な弧を描いて細まる。
駄目だ、この顔は完全にスイッチが入っちゃったかもしれない。
私が口を開く隙すら与える事を許さないインゴさんの口づけに
もういいやって、観念しても仕方がないと思う。
「…腰が大変な事になりましたよ、インゴさん。」
「私は問題ございません、むしろ軽くなった気がしております。
休日でございますのに、は何を朝からしようとしていたのですか?
まだ隠し通そうとされるのでしたら、何度でも愛して差し上げますよ?」
冗談とも本気ともつかないその言葉に、なんとか誤魔化せないかと
チラッと考えたんだけど、私の考えを悟ったのかインゴさんの手が
またおかしな動きを始めようとする。
これは白状しないとずっとベッドから出してもらえないかもしれないから
観念して白状する事にしましょうか。
「はい、ストップ!言います、言いますからその手を退けて下さい!
…もう、せっかくサプライズにしたかったのに…
あのですね、今日は3月14日で私のいた世界ではホワイトデーと言いまして
バレンタインデーのお返しをする日なんですよ。」
身体にブランケットを巻きつけるようにして、ベッドの上に座って
まだ寝そべっているインゴさんを見下ろす。
頬杖をついて、私の言葉の続きを待つ姿が色っぽすぎじゃないですか?
「それで、昨日から今日の夕食の仕込みをしたり
プレゼントをラッピングしてベッドサイドに隠したりしてたんですよ。」
そう言って、ベッドサイドの小物入れの引き出しを開けて、インゴさんに
メタリックブラックの包装紙でラッピングした小箱を取り出して差し出す。
「これを、私にですか?」
「うん、色々悩んで、私の世界での組紐っていう手法で作った
カフリンクスなんですけど…丁度この色が制服の腕章の色でしょう?
だから、仕事用にどうかなぁって作ってみたんです。」
ラッピングを解いて、箱からカフリンクスを取り出して
インゴさんはそれを目の高さにつまみ上げてまじまじと見ている。
「これはとてもよく出来ております。
それにしても、は色々と器用でございますね。」
「いや、そんなにじっくり見られる品でもないんで。
それに原価をぶっちゃけるとプレゼントというのも悪い様な…」
「値段ではございません。、貴女はこれを作っている時に
何を考えておられましたか?」
インゴさんの手が私の頬に触れる。
寝乱れた髪をかきあげながら起きると、私の顔を覗き込むように聞いてきた。
カフリンクスを作っている間に考えた事なんて決まってる。
だけど、それを素直に言うとどうなるかも知ってるから言いたくないかも。
「、そこは正直に私に話す所でございましょう?
言っても言わなくても、私のとる行動に変わりはございません。」
そのまま私を抱き抱えるようにして、耳元で囁かれたら
悔しいけど、観念するしかない。
「…そこは是非とも変えて欲しいです。
えぇ、インゴさんの事を考えてましたよ!出会ってから今までの事とか
色んな事があったけど、こうやって一緒にいるのは奇跡だなって」
恥ずかしくて、そのままインゴさんの胸に顔を隠すように俯けば
顎に手がかかって上を向かされた。
間近に真剣な色をしたアイスブルーの瞳があって驚く私に
インゴさんの吐息混じりの言葉がおとされる。
「の作った物、それも私を想いながら作られた物でございます。
私にはそれだけで最上級のプレゼントに決まっているでしょう。
ありがとうございます、大切に使わせていただきますとも。」
取り出したカフリンクスを元通り箱に入れると
インゴさんは私を抱きしめて、髪に顔を埋めた。
「こちらにはホワイトデーの習慣がございませんが
この様に、お返しをいただけると嬉しいものでございますね。」
その声がとても柔らかくて、もっとその声を聞いていたいと思った。
インゴさんの胸に顔をよせて、唇をそっと押し当てる。
「そんな風に喜んで貰えて、とっても嬉しいです。
夕食もインゴさんの好きなものを作るんで、期待していてくださいね?」
「それも楽しみでございますね。
昨夜から仕込みをしていたのなら、夕食の支度は急ぐ必要はないでしょう?
私もからバレンタインに素敵なプレゼントを頂いておりますので
是非ともお返しをしなくてはなりません。」
そのままシーツに縫い付けられて、驚いてインゴさんを見れば
すでに準備オッケーになってしまっているし、ちょっと待って!
「私は別になにもプレゼントなんてしてませんってば!
だから、もういい加減に起きたいんで離してください!」
「あの時、恥ずかしがりの貴女から沢山の愛の言葉を受け取りましたので
愛には愛でお返しするべきでございましょう?
無駄な抵抗はやめて、このまま大人しく私に愛されなさい。」
熱に浮かされて掠れ気味なインゴさんの声を耳元で聞かされて
私の身体から抵抗する力がなくなったのは不可抗力だと思う。
この人はわかってやってるから始末に負えません!
「…腰が更に大変な事になっちゃいましたよ、インゴさん…。」
「私は絶好調でございますので、問題はございません。
何か軽く食事を作ってきますので、は少しお休みなさい。」
ベッドから起き上がる動きも軽やかに
インゴさんはベッドサイドに置いてあったガウンを羽織ると
指一本動かせない状態の私にキスをして部屋を出ていった。
キッチンから聞こえてくる音を聞きながら
夕食の支度をする時間までには、ベッドから起き上がれればいいな
そんな事を考えて、甘く霞む思考を終わらせるように目を閉じた。
当作品のお持ち帰りはリクエストしてくださった方のみですので
どうぞご了承の程、お願いいたします。
バレンタイン企画に参加いただいた智子様へのサプライズ企画リクエスト作品です。
短編インゴさん夫婦の日常甘という事で、インゴさんが休みの過ごし方を書きました。
えぇ、ほぼベッドでの会話になっております。限りなくイチャつきまくってます!(笑)
ハロウィン企画で結婚式を挙げた二人にはホワイトデーの日はまだまだ蜜月でしょうし
結婚直前まで超遠距離恋愛をしていたんだったら、インゴさんも暴走するでしょうし
もう夫婦なんだからいいよね?と甘さをぶち込みました!(笑)
ホワイトデーだからって訳じゃなく、きっと普段の休日の朝も
こんな感じでイチャコラしてるんはず!って事で日常甘と言い張ります。(をいw)
リテイクはいつでも受け付けておりますよー!
このような作品になりましたが、どうぞご笑納くださいませ。
智子様、企画参加本当に有難うございました!
また何かありましたら、どうぞ参加してくださいませ。(平伏)