2014 Another Just Marriage!
後悔先に立たず
結婚式が終わって、普通はハネムーン旅行とかあるんでしょうけど
クダリさんの代理を何日も出来る人がいないので、ありません。
平社員の私は結婚休暇と称するものがギアステにあるらしいので
5日間のお休みをもらっちゃいました、うわーい!
「ゴメンネ?本当ならハネムーン旅行なんだろうけど…」
式が終わって、元クダリさん宅という名の新居に入ってから
荷物整理をしていたら、後ろから声をかけられた。
「それは問題無しですよ?クダリさん、忘れてませんか?
私は乗り物酔いが酷いんですよ?だから旅行が無くてホッとしてます。」
「あ、そっか!……」
「うおっ?!ちょ、クダリさん!」
クローゼットにブラシをかけたコートを仕舞っていたら
いきなり後ろから抱きつかれましたが!?
それだけじゃない、手つきがサワサワとなんだか変な動きをしてるよ!
これはアレだ、私に出発進行!しようとしてるの?
ブラウスの中に入り込んだ手がフロントホックを難なく外して
直にその部分に触れてくる。
「やっ…ちょっと…待っ…」
「待たない、ボク達夫婦、新婚さん!も準備オッケー!
ココ、凄くなってるんだけど?」
友人から恋人に付き合いが進化してすぐに、そーいう関係になったんだけど
努力値の全く振られていない私をクダリさんがあっという間に振りまくったよ!
しまった!今日はスカート履いてるんだ。んでストッキングは…
「うわー、ガーターとか色っぽい!うん、ちゃんとした着け方してる。」
「失礼な、その位は知ってますよ!って、そこはダメですっ…やっ…」
「の嘘つき!…でも、可愛い…」
皆さーん、ガーターは下着の上からじゃないんですよー。
ガーターの上から下着を着けるのが正しいんですよー。
こんな事を考えてないと、色々理性がぶっ飛びそうなので必死です。
そんな私の努力なんて全く知らないクダリさんは既に準備オッケーで…
ちょっと待て、この感触って…もしかして、もしかする…のか?
「ちょーっと待ったぁああああ!!!」
「うわっ、?!」
急いで身体の向きを変えて、クダリさんと向き合う。
ちらっと見れば、うわー、おっき…いやいや、やっぱり何にも無しでしたか!!
「クダリさん、ちゃんとつけてくれなきゃ駄目ですっ!!」
「どーして?!ボク達結婚した!夫婦になった!必要ないでしょ?」
「必要あるっ!私は仕事を続けるんですよ?
それはちゃんと話し合って、クダリさんもオッケーしましたよね?
なら、つけなきゃ駄目じゃないですか!」
「ボク、つけたくない!ホントは最初からつけたくなかった!
でもが泣いて、つけないなら嫌だって言うから我慢してた!
ボクは子供ができたって構わなかった。
ができちゃった婚なんて、いい年してするもんじゃないって…」
「当たり前です!お互いにいい年ぶっこいてるし、仕事をしてるんです。
ご利用は計画的に!でしょう?それはまず、きちんと話し合うべきでしょう!」
甘いムード?から一転してなんだかすっごいバトルになっちゃったよ!
でも、こういう事はきちんとしないと職場にも筋が通らなくなる。
結婚したからって流されてちゃ駄目だと思うんだけど?
「…わかった、今からすっごい家族計画始めよう?
まずはお互いの意見だけど、今言った事で良いんだよね?」
クダリさんが、ついでにって感じで部屋着に着替えた。
ちょっと待って、目がマジだよ!これはとことんやり合う気ですね?!
よろしい、ならば戦争だ!受けて立ちましょうとも!
リビングに移動して、私はキッチンからグラスとおいしい水を準備する。
それから、向かい合わせに座ろうと思ったんだけど
クダリさんが自分の隣を指さしたので、そこに座った。
「あのね、は仕事って言うけど、産前産後の休暇はちゃんとある。
育児休暇にしても、結構充実させてると思ってるんだけど?」
「あー、確かに?でもその後はどうするんですか?
ギアステに託児施設はありませんよね?
私、育児しながらでも仕事を続けたいって前に言ってませんでしたっけ?」
「そっちは、もう既に提案済。多分そのままオッケー出るはず。
子供はお母さんが必要かもしんないけど、お母さんに任せっきりとか駄目。
ボクもちゃんと育児に参加する。おっぱいはあげらんないけどそれ以外する。
経済的にだって困る事ない。ボクの通帳とか見せたよね?」
結婚するって決まってから、クダリさんは私にそういう個人資産とかも
全部見せてくれた。貯金のゼロの数を数えるのが大変だったとか
持ってるクレジットカードがプラチナだとか、ぶっ飛んだんだよねー。
私が黙って頷いたのを見て、クダリさんは背もたれに手を置いて
私の方に身体を向ける。その目は真剣そのものだった。
「子供はいらないって言うなら、恋人同士のままだって良かった。
でも、ボクは子供が欲しい。それが出来るのはだけ。
ボクはすぐにでも、にボクの赤ちゃんを産んで欲しい。」
どうしよう…クダリさんの言ってる事を論破するだけの手札が無い。
でも、私の仕事は作業員。妊娠すると色々と制約が出てくる。
脚立を使った場所での作業とか、狭い場所で腹ばいになってやる作業とか
そういうものが今出来なくなると、他の人に負担がかかり過ぎちゃう。
だけど、それを言ってもあの連中はその位任せろ!って言うだろうし…
あ、待てよ?今の時点で一番効果は抜群状態の提案がある。
だけど、それは私の羞恥心がブレーキをかけまくってる…いや、でも…
テーブルに置いたグラスをとって、一口飲んでからクダリさんを見れば
すっかりバトル中の顔になってる。
戦略と先読みが得意な、ダブルのサブウェイマスターをやり込める方法
私にしか出来ない方法…これはやるしか…ないのか?畜生…。
「クダリさんの言ってる事はもっともだと思ってるんです。
だけど、だけど…私はもうちょっと待って欲しい…なって…」
「?」
視線を泳がせて、クダリさんの顔を見ないようにする。
今迄ピンと張り詰めてた雰囲気がちょっとだけ和らいだ気がするかも?
「クダリさんが子供をすぐにでも欲しい気持ちは知ってます。
私だけにしか出来ない事だって言ってもらえて嬉しいです。
でも…あー!無理無理っ!!もう良いです、子作りしましょう!!」
「え?えーっとちょっと待って?
は子供が欲しくないから言ってるんじゃないの?」
うっしゃー!食いついたぜ!!
だけど油断は大敵、ここからがホントのバトルなんだ。頑張れ私!
「誰がそんな事言いました?!子供が欲しくないなら結婚もしないし
クダリさんとも誰ともそういう付き合いをしませんよ!
私だってクダリさんとの子供が欲しいと思うから、結婚したんですよ?!
あーもう!なんでこんな恥ずかしい事言わなきゃならないんですか!
もう良いです、さっさと子作りしちまいましょう!寝室へ出発進行!!」
「ヤケになるの良くない!
その気になってくれて嬉しいけど、こんな感じで出発進行は出来ない。
ちゃんとの気持ちをを教えて?どーしてつけて欲しいの?」
立ち上がった私の手を引いて、自分の膝の上に座らせたよ!
恥ずかしい…今の状況も恥ずかしいんだけど、これから言わなきゃならない
そのセリフがすっごく恥ずかしいんだよ!
なにも言わないでそっぽを向く私に、クダリさんは困っちゃったみたいだ。
「、顔赤い。が言いたい事って…ねぇ、もしかしてソッチの話?」
うわーい、なんだか知らないけどクダリさんの雰囲気が変わった!
私が言おうとしてる事を悟ったみたいで、言ってくれる?なら嬉しいぞー。
「あのね、は…そのボクともうちょっと二人だけでいたいって…
二人きりの時間を持ちたいって…そう思ってるのかな?」
「…それは子供が出来たって、別に子供が寝た後そうなるでしょう?
もう良いんですってば、ちょっと私も新婚って言葉に変になってたんです。」
「ねぇねぇ、それって…もしかして夜の…夫婦生活に関係する事…かな?」
突然ですがクダリさん、私の座ってる部分に硬い感触があるんですが?
もしかして、既に色々想像して色々大変な事になりつつある?
私はそれに気がついて、恥ずかしいって感じで離れようとする。
演技だけど演技じゃないよ!マジで恥ずかしいんだってば!!
「逃がさないよ?あのね、恥ずかしいならボクの質問に
ハイかイイエで答えてくれれば良い。はボクとのアレ好き?」
よっしゃぁあああ!来たよ来た!ここまでくれば勝利は確定だよ!!
さーて、最後の大芝居…いや恥ずかしいから芝居じゃない?しましょうか。
私は下を向いたまま声に出さないで頷く。うわー、マジで恥ずかしい!
今なら私、顔から大文字が撃てるかもしんない。
「ちゃんと教えて?はボクといっぱいしたい?
子供が出来ちゃったら、色々出来なくなるからって事なのかな?」
「あっ…」
クダリさんの手が私のスカートに潜り込む。
下着の上から色々触る手つきが既に別なバトルモードなんですけど?!
「そう言えば、ってこういう事する様になってからそんなに経ってない。
もっとしたくなった?もっとボクに気持ち良くして欲しい?」
「…そんなっ…恥ずかしい事…言え…ませ…やあっ…!!」
「ふふっ、言わなくても、コッチでちゃんと教えてくれてる。
オッケー、期間限定…うーん1年位?なら我慢する。つけてあげる。
、こー言う事は恥ずかしがっちゃ駄目。ちゃんと言おうね?」
目の前に下着の中で色々暴れてた手を見せつけるようにしてから
私を抱えてクダリさんは立ち上がった。
その行き先は…あー、寝室ですか?ですよねー。
まぁこのバトルに勝利したし、なんせ新婚初夜だし?仕方ないよね!
だけど、そんな考えは甘かったよ!それから先はもう…あんまり覚えてない。
今迄どんだけ我慢してたんだろう…本気のクダリさんは凄すぎた。
「あっ、クダリさん…っ!!」
「…ココ、良いでしょ?ダメダメ、ちゃんと開いて…ほら…ね?」
「…ふあっ!…やっ…こんなの無理っ…」
「嘘ついちゃ…駄目。こんなに喜んでる…可愛い…すっごい…!」
「あ…あ…?…や…また…すぐ…」
「何回でも…良いよ?…もうボク、しか…無理みたい…っ!」
…気がついたら、私はクダリさんの腕の中でした。
んで、外はなんだかすっかり明るいから朝じゃなくて昼?!
いつの間に寝たんだかわかりません…いや寝たんじゃない、気を失ってた?
隣を見れば、クダリさんはまだ寝てる。
その顔がすっごく幸せそうに見えたのは、私の気のせいじゃないと思う。
起きてご飯の支度でも…って思ったけど、腰に力が入んない…。
これから1年間、こんな感じになっちゃうんだろうか?
ぶっちゃけ、こっちの方が色んな意味で大変なんじゃないだろうか…
うわーい、私ってばとんでもないミスをした?!
だって、クダリさんがここまで凄かったなんて思わなかったんだもん!
でももう取り消す事は…出来ないよねー、畜生…。
起き上がるのを諦めて、その他にも色々と諦めて、私はそのまま目を閉じた。