2014 Merry Christmas! -Cheers!-

2014 Merry Christmas!

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  Cheers!  



俺等が知ってるクリスマスの過ごし方は仲間同士で騒ぐのが普通で
今年もいつものメンバーで集まるかと話してたが、人数が多い方が良いんで
予定の無いノボリ達も誘って、ついでにインゴ達にも声をかけたんだ。

部屋に集まって、最初の飯を食ってる時は問題なかった。
それぞれ作った料理はその辺のレストランに負けない位美味いモンだったし
プレゼント交換なんかも、相手の好みを考えた品で全員喜んでたんだが…

  
「なぜ貴方達と一緒に今日という日を過ごさねばならないのでしょう…」


飯も食い終わって、飲み会に突入した辺りから雲行きが怪しくなって
グラスに並々と注がれたビールを一気にあおりノボリが横を見れば


「ワタクシ達はオマエ達に会いに来たわけではゴザイマセン。」

「ノボリ、ボク達は達に呼ばれたんダヨ。
キミ達に文句を言われる必要も意味も無いんだけどナ?」

「ノボリ、ここにはボク達と達だけって思えば良い。それでオッケー!」


挑発的な物言いをしてインゴとエメットが同じ様にビールを飲んでる。
どうしてこの連中はこんなにも仲が悪い…悪くもないんだろうがこうなんだ?
4人のやり取りを見て溜息をついてたら、横で酒を飲んでた


「酒が不味くなる様な真似しやがったら、問答無用でバルコニーに出すぞ。」


…お前は酒が美味ければそれで良いのか?!
半分以上本気で言ってるこいつに4人がピタリと言い合うのをやめたんだが
雰囲気が悪くなって仕方がないだろう!つーかお前を外に出すぞ!


「仲間同士もありだけど、恋人同士が過ごす日でもあるんですよ?
いい加減二人…うんにゃ、インゴさん達もノボリさん達もですね
そういう相手を見つけて、聖なる夜を性なる夜にしちゃって下さいよ。」

「貴女という人は…、もっと恥じらいをお持ち下さいまし!」

「えー、この連中に囲まれて恥じらいなんて必要ないですし?
私の恥じらいは現在有給休暇とって長期バカンス中なんで無理でっす!」

、長期バカンス中なのは乙女心じゃなかったっけ?」

「クダリ、ソッチは探さないでッテ旅に出たんダヨ!行方不明!!」

「うわーい、私の大切なものがどんどん無くなってるよ!」


いや、そういうもんじゃないだろう。何気に出来上がってるのか?
テーブルの下を見れば、普段の連中じゃ考えられない酒瓶が転がってる。
どっちのギアステも明日は休みらしいから問題は無いっちゃ無いのか。

は飲んでないが、酔っ払い以上に悪乗りするから手がつけられない
今も羞恥心どこ行ったとか、エメットの性欲が雲隠れしたとか言って騒いでる。

駄目だ、付き合ってられない。いや、付き合う気もないんだがな。
反対側でとノボリとインゴが集まって、真剣に話をしていたんで
ポケモンの育成でも話してるかと思って近づいてみれば


「このクリームチーズとキャビアのカナッペはデスカ?
BaguetteのRuskトハ珍しいデスガ相性が良いデスネ。」

「キャビアの塩加減とチーズの風味がベストマッチでございます!
これは隠し味にはレモンか何かを使っているのでしょうか…。」

「あぁ、ライムジュースを使ってるぜ?それ以外にレモンピールも入れて
ワインビネガーを加えると塩加減がまろやかになるんだ。
こっちのターキーはノボリ、スズキのパイ包みはインゴが作ったのか?」

「ターキーのソースは母親直伝でございます。これにはですね…」

「スズキは下味を加えて臭みを消す為Herbを使用してマス。」


…ここにいるのはを除いて全員男だよな?
あ〜…はこいつらより男らしいからカウントしなくても良いか
そんなんだから嫁がいらないとか結婚できないとか彼女の立場どこ?とか
言われるんだぞ!って、こんどは茶渋の簡単に取れる方法とかなんだ?!


「駄目だこりゃ…」


どっちにも俺は参加しない。しないったらしないぞ!
これだけの人数がいるのに俺だけぼっち飲みとかすげぇ嫌だぞ、寂しいぞ!
畜生、こうなったら一番良い酒ガンガン飲んでやる。

結構年代物のモルトウィスキーをストレートで飲みながら周囲を見る。
ポケモン達も部屋に出てるんだが、俺のミジュマルはイトマル、バチュルと
クダリのデンチュラが作った特性のハンモック?で遊んでるし
のリングマとヒメグマはエメットの育成中のキバゴと
ネイティとリグレーといっしょにテレキネシスで宙に浮いて遊んでる。
のリザードンはインゴのオノノクスからの求愛行動にタジタジで
嫁にいったムウマはノボリのシャンデラにべったりでイチャイチャしてる…

いよいよぼっち決定で、なんだか視界がぼやけそうだと思った時に
が俺に向かって手招きした。どうしたんだと近づいたら
そこにはかなりのハイペースでのんでたクダリが酔いつぶれて膝枕で寝てた。
横でエメットがいつもの皮肉っぽい笑い方じゃなく、柔らかく笑ってる。


「いいだけ大人なんだケド、寝顔が昔のまんまで変わってナイ!
フフッ、あの頃もダケド、今も寝てる時はホントに可愛いんだネー…」


そう言ってエメットはクダリ抱き上げて寝室へ連れて行った。
身長はともかく、体格的に細いイメージのエメットが軽々とクダリを抱えて
当たり前のように歩くのには驚いた。ユノーヴァ人種の筋力凄ぇ!


「そっちも酔いつぶれた口か?兄弟揃って仲が良いもんだぜ。」


の声にそっちを見れば、これまた爆睡してるノボリがいた。
横で全く顔色を変えてない二人がまだ飲み続けてるのが怖いぞ!


「自分の限度を知らないトハ、呆れてしまいマス。」


溜息を付いて、インゴがノボリを担ぎ上げて寝室に連れて行った。
これ以上俺は驚かない、大の大人の男を担ぎ上げてふらつきもしない
そんな光景を見たって驚いたりしないからな!


「うわーい、ちょっとハイペースで飲ませすぎちゃったかなー?」

「ノボリの限界は大体わかった、今度外飲みする時の参考にするぜ。
あいつと飲みに行くと酔うのが嫌だと言ってセーブしまくるからな。
そんなんじゃ、あいつだってつまらねぇだろ?」

「お前等、わざと酔い潰したのか?!」


両端に陣取ってた二人が中央に集まって、は普通に酌をしてる。
それを当たり前の様にも受けてるんだが…それで良いのか?!


「えー、だってエメットさんがやたらとクダリさんに飲ませてたんで
面白い酔い方するのかな?って、でも寝ちゃったんで残念!」

「こっちもインゴが無言でノボリのグラスに酒を注いでたから
面白ぇモンでも見れると期待してたんだがな、拍子抜けしちまったぜ。」

「クダリ、相変わらずお酒弱いよネ!でも作戦成功、カナ?」

「分際をわきまえないカラ当然の結果デス。」


ノボリとクダリを寝かせて戻ってきた二人が俺らの傍に来て座る。
それから何事も無かった様に酒飲みを再開したんだが
とんでもない事を言ってる二人より更に上手がいたとか勘弁してくれ。
そもそも皆でわいわい騒ぐんじゃなかったのか?


「どうも変だと思ったぜ…てめぇら、何が目的だ?」

「そんなの決まってるデショ?キミ達とゆっくり飲みたかったダケ。」

「アレ等はワタクシ達とオマエ達が親しげにするのが嫌らしいノデ
見せつけても良かったのデスガ、酒が不味くなるのでやめマシタ。」

「あー、そういえばこのメンバーだけなんて初めてかもしんない。」


に言われて気がついたが、俺等が揃って二人と飲み食いするのは
今回が確かに初めてだな。だが、それに意味はあるのか?
目の前のエメットは嬉しさが隠せないって感じで笑ってるし、インゴの方も
いつもの無表情とは違いどことなく楽しそうに見える。それはつまり…


「…要は俺等がノボリやクダリとこうして飲んだり、集まるのがアレなんだろ?
寂しいってか、疎外感ってか、そんな感じがして嫌だった…そうだろ?」


空になったグラスに酒を注いでやれば、エメットはそれだけでも嬉しそうで
インゴもにツマミを取ってもらって満足そうにしてる。
そっか、こいつらもさっきの俺と同じだったんだな。


「うわーい、なんだかちょっとお二人が可愛いぞー。
これはアレですか?うちらってば人気者?いやいやモテモテですなー。」

「てめぇもその一人だってのを忘れてねぇだろうな。
アレだ…ケツがむず痒くて仕方がねぇんだが…ま、悪い気はしねぇな。」

「ダッテ、キミ達ユノーヴァになかなか遊びに来てくれないデショ?
ボク達が来た時は必ずノボリとクダリも一緒にいるしネ。
それも悪くないケド、こうしてゆっくり飲んで話してみたかったんダ。」

「…たまにはオマエ達からユノーヴァに来なサイ。」


ニヤニヤして俺等が見てるから、二人共ちょっとばかり拗ねちまった。
そういう所がいい年してるのに初々しいってのかなんていうのか…
やっぱりノボリとクダリの従兄弟なだけはあるな。


「そうだな、そういう事なら早速次の休みにそっちに行っても良いか?
ユノーヴァには有名な美味いウィスキーがあるらしいじゃないか。」

「ユノーヴァの料理は不味いって聞いてたが、インゴのアレンジは別だし
俺達が食ったメニューの他にもまだレパートリーがあるんだろ?」

「エメットさんの家のレイアウトって好みなんですよねー。
家具の配置とか参考にしたいんで、今度はそっちに泊めてもらえます?」

「勿論!その時はに似合いそうなパジャマも用意しておくヨ!」

「一番良い物を取り寄せて、腕を振るってさしあげマス。」


俺等の提案に機嫌を直したらしい二人が不敵な笑いを浮かべる。
それすらも照れ隠しにしか見えないんだが、これは黙っておいてやろう。

それぞれにグラスを掲げてから何になのかわからないが乾杯をすれば
全員のグラスが俺等の気持ちにあわせるかの様に心地良い響きをあげた。








注意:掲載されている作品のお持ち帰りはリクエストされた方のみです。

智子様リクエストのマスボス達と保全管理課メンバーのクリスマスです。
結局いつも通りの飲み会かとおもいきや、課長さんぼっち飲みするし
ボスさん達が子供の様になってるし…大人はどこー?になりました。
子供同士の友達の取り合いって、当人同士は真剣なんでしょうが
大人目線で見ると微笑ましいものだったりして、和ませてくれます。
次の日、二日酔いで苦しんでるマスターさん達を文句を言いながらでも
介抱するそんなボスさん達の姿が目に浮かびます。
智子様どうぞご笑納くださいまし。そして、リクエストありがとうございました!
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