課長と主任、更に双子達の本音を聞く
2013.11.25(良い双子の日)マスター&ボス編その後
ノボリもクダリもいい加減に出来上がって手がつけられない状態の時に
俺のライブキャスターがメールを受信した。
誰かと思って見てみれば、とデザートバイキングに行っていた
からで、暇ならどこかへ飲み行こうという誘いだった。
「…この状態で抜け出して飲み行くのは不可能だな…」
俺の膝にはそれぞれにノボリとクダリの頭があって
二人揃って、出発進行!なんて言って天井を指さしてる状態だ。
それを見てエメットは涙目になりながら腹を抱えて大笑いしてるし
インゴは相変わらずのペースで黙々と酒を飲み続けている。
この量で酔っ払うって事がないってのは、大したもんだと思う。
『、誰からのメールだ?』
…前言撤回、こっちの言葉で話せない&敬語が出ない位には酔ってるな。
「から、暇なら飲みに行かないかってメールでな。
この状態じゃ、とてもじゃないが抜け出すのは無理だろう。」
『こっちに呼べよ。』
取り敢えず、こっちの言葉を聞き取るだけの頭は残ってるらしいな。
別に話せないわけじゃないが、正直発音に自信がないから安心した。
「ナニナーニ?も来るって?イイネ!皆で楽しもうヨー!」
いつも以上にハイテンションなエメットが自分のライブキャスターから
に返信してるから、俺はライブキャスターのメール機能を閉じる。
それ程の時間がかからないうちに、インターフォンが鳴る。
そんな近くにいたのか?
「オレが出るー。Good Evening!待ってたヨー!」
…エメットが、オレなんて言った事が今迄あったか?
やっぱり、結構酔っ払ってるんだろうな。ハグされたが固まっている。
「うわ、酒くせぇな!どんだけ飲んでたんだ?
エメット、キスなんざしようもんなら問答無用で落とすからな。」
今にもキスしそうになってたエメットが慌てて離れる。
を見たノボリとクダリが俺の膝枕の状態で声をかける
「あー、らー!ねーねー、は一緒じゃないのー?」
「いらっしゃいましでございまし。適当に座って飲んでくんなまし。」
「…おうって、なんだこのザマは。いつからお父さんになったんだ?」
キッチンから勝手にグラスを持ってきて、俺の向かい側に座ったんで
グラスにウィスキーをストレートで注いでやる。
「なんだかいつも以上に懐かれちまってな。離れようとすると
すげぇ泣きそうになるから正直参ってるんだよ、助けてくれ。」
「酔っぱらいの相手なんざゴメンだね。おい、テメェら近ぇよ。
もう少し離れて座りやがれ、飲みにくくてしょうがねぇ。」
を挟んでインゴとエメットが座ってるんだが、すげー密着度だ。
エメットは肩を抱いてなんだかクスクス笑ってるし。
インゴは取り皿に、つまみをいくつかチョイスして手渡してる。
「こいつらも酔っ払ってんのか、を連れてこなくて正解だったぜ。」
「と一緒だったのか?それなら…いいや、それが正解だな。」
「あいつも行きたいって言ってたんだが、酒臭いぞって言ったら諦めた。
揃って酔っ払いっつーのも面白ぇな。おいエメット、どこ行く気だ?」
あいつはアルコールがダメだから、この状態には耐えられないだろうな。
急に立ち上がって玄関に向かうエメットに驚いたが声を掛ける。
「んー?決まってるジャン、の所。仲間ハズレは可哀想デショ?
オレが行って慰めてあげようと思って…!!ouch!!ナニ?空き缶??」
今迄、俺の膝でフニャフニャになっていたクダリがビールの空き缶片手に
エメットを睨みつけている。
そして、ノボリのノロノロとだが身体を起こし始めた。
「エーメット、前に言ったの忘れてる?に何かしたら許さない。」
「ん、全力で粛清でございまし。」
「あー、二人共動くな!、エメットを「ギャー!痛いヨ!」…っと。」
『愚弟の分際でフザケるな。』
止めてくれと言う前にインゴが耳を思い切り引っ張って連れ戻したんだが、
これはかなり痛かったんだろう、すっかり涙目になってるし。
それを見ていたが、インゴの変わりように驚いた後で笑い出した。
「インゴは酔っ払ってもオレ様でいやがるのか!
それにしてもエメット、あいつに遊びで手を出す事は許さねぇぞ。
粛清?生温ぃな、テメェのソレをぶっ潰して使いモンにならなくするぜ?」
「俺もに加勢するからな。その覚悟があるならやってみろよ?」
俺等がグラスの酒を一気に飲み干して釘を刺す。
酔っ払い相手にどれだけ効果があるのか分からないってのが問題だが
それなりにはあったみたいで、エメットがジョークだよと言ってきた。
『本気なら良いのか?』
黙ってウィスキーを飲み続けながらの呟きに俺等だけじゃない、
エメットも、ノボリもクダリも呆気にとられた顔でインゴを見た。
『が本気の相手との話の時に、浮かんだ相手は?言ってみろ。』
さっきの話を知らないにかいつまんで説明すれば
ちょっと驚いた顔をした後で、それはマズイじゃねぇかと呟いた。
「「「……。」」」
「…やっぱりか、ここにがいなくて正解だったな。」
「テメェが余計な事を聞くのが悪ィんだろうが、その通りだな。
おい、テメェらが本気になっても俺達の大事な妹分を任せるには
ちょっとばかり問題がありすぎだ。」
「そうだな、そもそも酔っ払って言う話じゃないからな。
あいつがオマエ達の恋人になるってのは今は許可できないぞ。」
俺等の言葉に4人は暫く黙って何かを考え込んでいる様だった。
いや、酔っ払った頭でそこまで悩むような状況でもないだろう。
こいつらがいくら想っていたって、あいつにその気はないんだし。
「ボク達確かに酔っ払ってる。でも自分の言った事を忘れる程じゃない。
あの時、ボクは確かにが相手だったらって思った。
自分でもビックリしたけど、ない話じゃないとも思った。」
「そうだネ。は遊びで相手に出来る子じゃないデショ?
ボクだってさっきはあんな事言ったケド、遊ぶつもりじゃないヨ。」
「今後はもっとエメットをマークしなくていけませんね。
えぇ、私も面白がっても興味本位でもございません。
今はまだ友人でございますが、可能性はゼロではございませんでしょう?」
「オマエ達がを大切にしているノハわかってマス。
デスガ、いつまでも同じ様に付き合える訳も無いデショウ?
其々にパートナーを持ち、歩む時が来るのではゴザイマセンカ?」
口調が戻ったところを見ると、ある程度、酔いは覚めているのか?
それでも、今ここでどうこう言っても始まるモンでもないだろう。
この話を切り上げようとした時に、黙って4人の話を聞いていたが
「テメェらがそこまで言うんだった敢えて聞くがな。
もし、あいつが恋人になって将来パートナーになった場合はどうなんだ?
地位も名声も経済力があったって、それだけじゃ駄目じゃねぇか?」
それは当事者同士が話せば良い事…いや、こいつらの話を聞いてるだけに
すげー、あいつが心配だ。同様、俺もあいつの兄貴分だからな。
「俺等が納得出来るだけのビジョンを見せる事が出来るのか?
まずはそこから始めてもらわないと、筋が通らないだろう。」
俺もも絶対的に弱いものがある、それはが悲しむ事
あいつを悲しませて泣かせるなんて絶対に許す気はないからな。
俺等を撃破出来るかどうか、まずは話だけでも聞いてやろうじゃないか。